警察車両も電動化、フォード ポリスインターセプター 新型…ハイブリッドSUV初の追跡仕様

エコカー ハイブリッド
フォード・ポリスインターセプター新型
フォード・ポリスインターセプター新型 全 2 枚 拡大写真

フォードモーターは6月12日、ハイブリッドSUVでは米市場初の追跡業務を想定した警察専用車両、新型フォード『ポリスインターセプター』を発表した。

初代(現行)ポリスインターセプターは2010年に発表。『エクスプローラー』をベースに、警察がパトロールなどの業務を行うのに必要な装備を追加したモデル。フォードは4ドアセダンのポリスカーとして、『トーラス』ベースの車両も用意しており、2種類の警察専用車をラインナップ。

現行ポリスインターセプターは、ブレーキやサスペンション、冷却系を強化。2列目シートは、簡単に清掃できるようにビニール製に変更した。さらに、警察犬捜査チームの「K-9」や特殊部隊の「SWAT」の任務にも対応した装備が採用される。安全面では、リアビューカメラ、BLIS(ブラインド・スポット・インフォメーション・システム)、クロス・トラフィック・アラートなどを標準装備。フォードの車載テレマティクス、「SYNC」も導入された。

8年ぶりにモデルチェンジを受けて登場した新型ポリスインターセプターは、米国初の追跡業務を想定したハイブリッドSUV警察専用車両。エンジンやモーター、バッテリーなど、ハイブリッドシステムの詳細は公表されていないが、現行の3.7リットルV型6気筒ガソリンエンジン比で、およそ40%の燃費向上を実現しているという。

また新型では、現行モデルに対して、加速性能や最高速も引き上げ。フォードモーターは、新型は燃費向上により、1台あたり年間およそ3200ドル(約3万5000円)のガソリン代を節約する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
  5. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る