ルノー日産三菱、年間シナジーが過去最高…三菱加盟後の初成果も 2017年度

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三菱アウトランダーPHEV
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ルノー日産三菱アライアンスは6月13日、2017年度のグループ全体の年間シナジーが、前年比14%増の57億ユーロ(約7410億円)と過去最高に達した、と発表した。

アライアンスの2017年度のシナジーは、前年度の50億ユーロから、57億ユーロへと増加。シナジーが7億ユーロ増えたのは、コスト削減の効果が大きいが、三菱自動車がアライアンス加盟後、初めて通期でのシナジーを計上したのも成果となる。

新規のシナジーには、日産販売金融子会社とルノー子会社のRCIバンク&サービスによる三菱自動車ブランド向け販売金融サービスの開発・提供がある。また、ASEAN地域では日産と三菱自動車間の相互ベンチマーキングを実施。さらに、ルノー、日産、三菱自動車による欧州や日本、オーストラリアでの補修部品倉庫の共同利用がある。

この他、日産と三菱自動車はタイにおいて、工場から販売店への完成車の共同輸送を開始し、車両輸送コストを大幅に削減。3社は統合された研究・開発機能を通じて、R&Dコストの削減や共同での投資を行い、各社の競争力を高めている。その例のひとつとして、日産と三菱自動車は、次世代軽自動車の共同開発を進めていく、としている。

《森脇稔》

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