ルネサス、車載制御用マイコンのソフト開発環境をアップデート…開発負荷を低減

自動車 ビジネス 企業動向
エンジン用マルチレート制御のマルチコア動作
エンジン用マルチレート制御のマルチコア動作 全 2 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは、車載制御用マルチコアマイコンのモデルベース開発環境「Embedded Target for RH850 Multicore」をアップデートし、複数の制御周期(マルチレート)を持つシステム開発に対応したと6月14日に発表した。

これにより、自動運転車やエコカーの開発、クルマの電動化、電子化などで複雑化するソフトウェアの開発負荷を大幅に軽減する。

従来、RH850マルチコア用モデルベース開発環境は、マルチレート制御を含む複雑なシステムでは、RTOS(リアルタイムオペレーティングシステム)やデバイスドライバを含め、実機(実物のマイコン)に実装して検証する必要があった。今回、マルチレート制御に対応したことにより、マルチコア用のソフトウェアコードを直接生成可能になり、その実行性能をシミュレーションで検証できるようになった。これによりソフトウェアの開発期間も大幅に短縮できる。

提供開始は2018年秋からの予定。これに先駆けてルネサスは、7月3日(火)に東京コンファレンスセンター・品川で開催される「MathWorks Automotive Conference 2018」にデモンストレーションを出展する。

《丹羽圭@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. アキュラの新型SUV『RSX』が初公開! SNSでは「デザイン、攻めてきたな」「逆輸入して」などホンダファンも反応
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る