【ルマン24時間】6メーカーがガチンコ勝負! LMGTE Proクラスは混戦の予感

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2018ルマン24時間レース
2018ルマン24時間レース 全 10 枚 拡大写真

日本時間の16日22時にスタートが切られる2018ルマン24時間耐久レース。今年は6メーカーのマシンがしのぎを削るLMGTE Proクラスにも注目が集まっている。

市販モデルの車両をベースにして作られたマシンで争われるLMGTE Proクラス。毎年24時間のチェッカーが振られる瞬間まで手に汗握る熱いバトルを見せているが、今年は新たにBMWがワークス参戦し、その戦いはさらに激化している。

予選で速さを見せたのが、ポルシェ勢。LMP1クラスは昨年いっぱいで撤退したが、LMGTE Proクラスには今年4台がエントリー。中にはLMP1メンバーでもあったティモ・ベルンハルトやロマン・デュマ、アール・バンバーなども加わっている他、今年日本のSUPER GTでも活躍するスヴェン・ミューラーも参戦している。

さらに91号車と92号車はスペシャル仕様のカラーリングで参戦。予選でクラストップタイムをマークした91号車はかつて1980年代に大活躍したポルシェ『956』や『962』をオマージュしたカラーリングが施されている。

昨2017年、レース終盤までトップを走行していたがライバルの猛追に屈しクラス3位となったシボレー『コルベット』勢は、今年も2台体制で黄色の「C7.R」で参戦。昨年のリベンジを狙う。

2017年にクラス優勝を飾ったアストンマーティンは2台の『ヴァンテージAMR』で参戦。予選は少し出遅れてしまったが、24時間の長丁場となる決勝でどこまで巻き返してくるか、注目が集まる。

フォード勢が今年も4台体制でエントリー。予選では67号車がテルトルルージュでクラッシュする場面があったが、総合リザルトでは66号車がクラス3番手につけ、好調ポルシェ勢の背後につけた。彼らも決勝では優勝争いの一角となることは間違いなさそうだ。

今年はフェラーリ『488GTE EVO』を使うAFコルセは3台体制で参戦。その中でも51号車がクラス4番手につけた。AFコルセもルマンは経験豊富なチームだけに侮れない存在となっている。

そして今シーズンからWEC及びルマン24時間に挑戦するBMW Team MTEK。2台の『M8 GTE』参戦している。予選ではライバル勢の先行を許し、82号車がクラス12位、81号車がクラス13位となったが、初挑戦となる24時間レースでどんな走りを見せてくれるのか、期待が集まる。

予選ではポルシェ勢が速さをみせ、91号車と92号車がワンツーを獲得したが、決勝を前に急きょ性能調整が入ることになり、ポルシェには車両重量が10kg追加されることになった。予選では頭一つ抜け出ていた感があったが、この性能調整により決勝レースはさらに混戦模様が予想される。

注目の2018ルマン24時間レースは日本時間の16日22時にスタートする。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】つい“ジャケ買い”しそうになる、プレーンな良き実用車…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る