“赤いYZF-R1”で鈴鹿8耐へ…ヤマハ中須賀選手「20周年に華を添えたい」

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鈴鹿8耐の参戦体制を発表したYAMAHA FACTORY RACING TEAM(ヤマハ)中須賀克行選手
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“コカ・コーラ”鈴鹿8耐で3連覇中のYAMAHA FACTORY RACING TEAM(ヤマハ)が、今年のチーム体制を発表した。ライダーは全日本JSB1000でチャンピオン奪回に向けて邁進している中須賀克行、スーパーバイク世界選手権(WSBK)を戦うアレックス・ローズとマイケル・ファン・デル・マークの3人だ。

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ライダー布陣は昨年と変わらないが、中須賀はJSB1000で絶好調、ローズとファン・デル・マークはWSBKで優勝を遂げており、ライダーのポテンシャルは昨年以上だ。

マシンはファクトリー仕様の「YZF-R1」だが、従来のブルーを基調にしたカラーリングからレッドとホワイトへと一新された。これは、YZF-R1のデビュー20周年スペシャルカラーだが、デビュー当時のカラーリングをイメージさせたものとなっている。

なお、ヤマハはこの鈴鹿8耐に、ゼッケン21のYAMAHA FACTORY RACING TEAMをはじめEWCにフル参戦するゼッケン94のGMT94 Yamaha Official EWC Team(GMT94)、ゼッケン7のYART Yamaha Official EWC Team(YART)を主要チームに据えるが、いずれもスペシャルカラーでの参戦。また、昨年のEWCチャンピオンGMT94はランキング2位につけており、EWC最終戦の鈴鹿8耐での逆転チャンピオンを目指す。

「今年はYZF-R1がデビュー20周年で、こういう節目の年にライダーとして鈴鹿8耐に出場できるのは光栄です。その鈴鹿8耐では4連覇がかかっていますが、パートナーのローズ選手、ファン・デル・マーク選手はWSBKで好調なので、チームとしては昨年以上のポテンシャルになると思います。ライバルも強力ですが、YZF-R1のデビュー20周年に華を添えたい」とエース中須賀が語れば、ローズは「中須賀さん、そしてマイケルと再びチームを組めることをとても楽しみにしています。僕にとって今大会は、YAMAHA FACTORY RACING TEAMで3年連続の勝利を、20周年記念のYZF-R1によって達成するチャンスになります。いまから本番が待ちきれません」と語る。

また、ファン・デル・マークは「YAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員として再び鈴鹿8耐に参戦できることをとてもうれしく思います。僕たちは昨年すばらしいレースをすることができました。YZF-R1の20周年を祝う今年の鈴鹿8耐でも、中須賀さんとアレックスとともに、きっとよい結果を得ることができると信じています」とコメントを寄せた。

20周年スペシャルカラーのYZF-R1で鈴鹿8耐に挑むヤマハには、4連覇そしてEWC連覇がかかっている。

《佐久間光政》

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