スズキ ジムニー 新型先行発表…本格軽クロカン乗り「ジムニスト」とは?

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道なき道を突き進む、本格軽クロカン「ジムニー乗り」は「ジムニスト」と呼ばれる。
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ジムニーは、1970年(昭和45年)からスズキが販売している軽自動車の本格オフロード四輪駆動車。アジア・ヨーロッパを中心に活躍の場を広げ、1975年にはスズキ初の海外生産車となった。プロユースのみならず、趣味やファッションまで、あらゆるニーズに応える実力と魅力により、2001年にはシリーズ世界累計販売台数200万台を達成している。発売から40年以上の歴史の中で、フルモデルチェンジはこれまでに2回しかなく、今回がおよそ20年ぶりのフルモデルチェンジとなる。



その歴史を辿れば、もともと当時の鈴木自動車工業社長であった鈴木修氏が、ホープ自動車からON型4WDという車種の製造権を買い取ったことからジムニーの歴史は始まった。



また、ジムニーというネーミングは、「ジープ型のミニ」という意味を込めて、「Jeep」+「Mini」+「Tiny」をかけ合わせて作られた造語で、軽自動車ながらも頑丈なラダーフレームが採用された車体は、耐久性と抜群のオフロード性能を併せ持ち、唯一無二の本格派のクロスカントリーの代名詞ともなっている。




◆強烈なジムニーの毒牙

ジムニーファンは、日本のみならず世界中に多くの愛好家がいる。その走破性の高さから、雪道やガレ場、林道から川の中までアタックしてみたり、車中泊仕様にカスタムしてアウトドアを楽しんだりと、その強烈な“ジムニーの毒牙”にかかったコアなジムニー偏愛者たちは総称して「ジムニスト」と呼ばれる。
つねに「NO JIMNY NO LIFE」な彼らは、遊びに最適なジムニーに惹かれ、道具として愛用しながらライフスタイルの幅を広げる。




◆ジムニー人気のワケとは?

ジムニーは、カスタムしやすいフレーム構造とあって、アフターパーツが群を抜いて豊富な車種のひとつだ。また、モデルサイクルの長さと頑丈な作りから、実はとても「リセールバリューが良いクルマ」としても知られている。20年という歳月を経てもカルトめいた人気で、中古車市場でも高値で取引されている。



安価でカスタムの幅が広く、自分好みのジムニーに仕立てるのもひとつの楽しみ方だ。中古車市場にもたくさんのカスタム車が流通しており、自分好みの1台を探すのも良いだろう。また、安価なものを購入してコツコツとチューニングするのも楽しい。
丈夫で長く付き合えて、しかも高く売れるのは、まさにジムニーならではの魅力だろう。


◆愛車ジムニーを長く愉しむために

タフなジムニーに、長く乗り続けるための手段のひとつとして「防錆(ぼうせい)処理」は非常に有効な手段だ。防錆処理とは、車体をサビから守るために行うもので、防錆塗装や錆び止め処理とも呼ばれている。除雪や豪雪支援対策として配布される融雪剤がサビを呼びやすい積雪量が多い地域や、オフロードを走る機会の多いジムニストとって「サビ対策」は、必須アイテムと言えるだろう。




また、オフロードでの飛び石や降雪時の雪掻き、乗降時や荷物の積み下ろし時の傷から愛車をガードできる「プロテクションフィルム」もオススメだ。愛車の塗装面を保護できるほか、メッキパーツやホイールにも施工できるので、ハードなジムニストにはうってつけのアイテムだ。




ジムニー生活にとことんハマってみたいというオーナーには、「ジムニー秘密基地(静岡県御殿場市)」などのスペシャルショップの門を叩いてみるのもアリな選択肢だろう。レベルに応じたカスタムからもしもの際の修理まで、豊富な専門知識と経験を積んだスタッフがしっかりと対応してくれるうえに、ジムニスト同士によるコアな情報も得られなど、きっと思わぬ副産物も期待できるはずだ。



もしもショップを訪れたなら、定期的なアライメントの測定をオススメしたい。ジムニーのアライメントをしっかり調整することで、直進安定性が良くなり接地感も増すようなので是非試してみてはいかがだろう。

【自動車豆知識】道なき道を突き進む!本格軽クロカン乗り「ジムニスト」とは?

《カーケアプラス編集部》

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