横断歩道を渡っていた90歳女性、高齢者が運転の右折車にはねられ死亡

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交通量の多い交差点で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、右折進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。クルマを運転していたのも高齢の女であり、はねられた女性は収容先の病院で死亡している。

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17日午前9時40分ごろ、愛知県半田市内の国道247号で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、交差点を右折進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

愛知県警・半田署によると、現場は半田市昭和町付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。90歳の女性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、後方から交差点を右折進行してきた乗用車にはねられた。

女性は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、外傷性ショックなどが原因で約8時間後に死亡した。クルネマを運転していた同市内に在住する84歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は昼夜を通して交通量の多い区区間。交差点自体の見通しは良いという。警察では右折時の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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この事故の当事者は、被害者と加害者ともに高齢者だった。クルマは被害者の左後方から衝突していたようだ。対向してくるクルマもあり、交差点を右折する運転者としては「急がなくては」という心境になるが、急ぐことで安全の確認が疎かとなり、対向車の動向に気を取られてしまうと、自分の後方から横断を開始している歩行者の存在を確認することが難しくなる。いざ走り出したところで歩行者が進路上に先行していて、そして衝突…ということになりがちだ。これは高齢者だけではなく、いかなる年齢の運転者にも当てはまる。

《石田真一》

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