スバル フォレスター 新型、「きっと好みが分かれる」2つのパワートレイン…開発責任者

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スバル・フォレスター新型発表会
スバル・フォレスター新型発表会 全 7 枚 拡大写真

スバル(SUBARU)が7月19日から日本国内で順次販売を開始する新型『フォレスター』は、2.5リットル直噴エンジンと、e-BOXERと名付けた2.0リットル直噴エンジンとモーターを組み合わせた2つのパワートレインが設定されている。

新型フォレスターの開発責任者を務める布目智之プロジェクトゼネラルマネージャー(PGM)は「乗り味は実際に乗って頂くと本当に違うとわかる。きっと好みが分かれると思う」と語る

まず2.5リットル直噴エンジンについて布目PGMは「やはり悪路で使う時に低速域でちゃんとトルクが出やすいということで、この2.5リットルは比較的SUVの中で使いやすいエンジン」と解説。

さらに「今回の2.5リットルエンジンはすごい色んなことをやっている。例えば冷気水をコントロールして止めるシステムを入れたり、排ガスの循環を変えることで燃費性能を向上させている。実用燃費では従来の2.0リットルと同じくらいの性能を持っている」とも披露。

その上で「経済性とSUVとしての使いやすさを両立したエンジンとして2.5リットルを提案したかった」と述べた。

一方、e-BOXERについて布目PGMは「モーターの使い方は最初、悩んだ」と明かしつつ、「ガソリンエンジンは筒の中に空気とガソリンを入れて圧縮して爆発させて、それを伝えるという工程があるが、モーターは使いたい時に使った分だけ動かせるメリットがある。低回転でもちゃんと回すことができる。それをどんな場面で使えるだろうと考えた」と振り返った。

具体的には「例えば街中で、ここで加速をしたいという時に、しっかり加速が立ち上げられる。ガソリン車に比べて明確な差が出るくらいのレスポンスを持っている。また足元が悪い時に自分が歩く場合、足を探りながら歩くが、悪路を走る時も同様で、やはり探りたくなる。足を探るというのはアクセルを踏んだ分だけ、ちゃんと動いてくれないと探れない。それができるのがモーターで、本当に低回転から動かしたい分だけ動かすことができる。モーターのレスポンスの良い所を本当に使いたい部分にあてがうということをやり切った」とのことだ。

e-BOXERは今回、2.0リットルエンジンにモーターを組み合わせたが、布目PGMは「2リットルのお客様でこれくらいのサイズのクルマが欲しいという方もたくさんいらっしゃるので、そこにしっかりと加えたものを提案したかった」という。

さらに「2.5リットルの方は逆にトルクを増すことで、それをカバーできているので、今回は2つのパワートレインの味付けを変えてみた。トルクを使ってゆったり走れる2.5リットルに対して、2リットルは、使いたいところにモーターアシストすることで、もっと繊細に走れる方向にふった」とも話していた。

新型フォレスターのうち2.5リットルモデルの価格は280万8000-302万4000円で7月19日発売。e-BOXERの2.0リットルモデルの価格は309万9600円で発売日は9月14日となっている。

《小松哲也》

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