ZF、バスやトラックの電動化技術を発表…モーターは最大トルク449kgm

エコカー EV
ZFの電動パワートレイン
ZFの電動パワートレイン 全 4 枚 拡大写真

ZFは6月21日、バスやトラックの電動化を支援する電動ドライブソリューションを発表した。

主に都市交通バス向けの新型電動セントラルドライブとして開発されたのが、電動ポータルアクスルの「AVE130」と電動セントラルドライブの「CeTrax」。電動ポータルアクスルのAVE130は、さまざまなタイプのバスを駆動することができ、強力な駆動力を発揮する。

CeTraxは、従来のディーゼルエンジンと同等の最大出力408ps、最大トルク449kgmを発生。電動モーターによる駆動のため、バスは発進からトルク切れがないスムーズな加速時を実現する。従来のディーゼルエンジンに対して静粛性に優れており、快適性も確保している。

またCeTraxは、通常のアクスルや従来からの低床アクスルと組み合わせることが可能。これは、あらゆるサイズのノンステップバスや低床バスに搭載できることを意味する。CeTraxは軽量、高性能、高効率を追求。急勾配の坂路も走行可能な25%の登坂力を備えており、都市部での走行に適するという。

さらにZFは、長距離バスやトラックなどの大型商用車両向けの電動ドライブソリューションとして、「TraXonハイブリッド」を開発。電動モーターを組み込んだTraXonハイブリッドは、内燃エンジンとトランスミッションの間にレイアウト。長距離バスなどに理想的なハイブリッド機能を提供する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  4. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る