【アルピーヌ A110 新型】エクステリアデザイナー「レジェンドの旧型をベースにデザイン」

自動車 ニューモデル 新型車
アルピーヌA110新型発表会
アルピーヌA110新型発表会 全 13 枚 拡大写真

アルピーヌ・ジャポンは6月22日、新型ミッドシップスポーツカー『A110』の購入申し込みの受付を開始した。エクステリアデザインを担当したデアン・デンコフ氏は同日都内で開かれた発表会で「レジェンドになる旧型をベースにしてデザインした」と明かした。

なかでも「ラインが非常に少なくて、ホイールを外側に張り出すことがとてもチャレンジングなことだった」と振り返った上で、「旧型がどういうラインで描かれていたかをピックアップして、それを新型に織り込んでいくことを繰り返した」と述べた。

その結果、まずサイドビューでは「ショルダーラインは旧型にもあったようにヘッドランプの頂点からテールランプまで届くように描いた。しかもこのショルダーラインには直線がなく、すべて曲線で表現したことでとてもエレガントなラインができた」と解説。

またフロントは「ライトの4つの輪はすべてLEDでできていて、この4つの輪がフロントマスクを見た時に旧型を思い出させる要素になっている。そしてライトからフードに上がっていくVシェイプのキャラクターラインがアルピーヌのロゴを際立たせるようにしている」という。

リアデザインは「そこにエンジンがあることを表現する一方で、ライトウェイトであることも加味。クローズしたキャラクターラインの中にテールランプを配置することで、外側にホイールハウスを出すことができた。それによって低くてライトでパワフルさを表現できた」と話した。

さらにデンコフ氏は「空力のためにデザインを尽くしている。このエレガントでライトウェイトなデザインをキープするために、アンダーボディーをフルフラットにするとともに、ディフューザーはエンジニアと一緒になって零コンマ何mmの単位で調整して、その効果とデザインとの調和を図った」とも。

それにより「250km/hでのデュフューザーのダウンフォースは85kg。そしてフラットフロアによるダウフォースは190kg。しかもリアスポイラーなしで実現している」とデンコフ氏は強調していた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る