信号残りで進入のクルマ、青信号で横断中の自転車に衝突

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横断歩道や信号機も設置された交差点で、青信号に従って自転車で横断していた母子に対し、交差してきたクルマが衝突する事故が起きた。自転車は弾き飛ばされ、乗っていた母子ともに重傷を負っている。聴取に対してクルマの運転者は「信号が青から黄色に変わるタイミングで交差点に入った」と供述しているようだ。

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25日午前7時40分ごろ、兵庫県神戸市西区内の市道で、横断歩道を渡っていた自転車に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた母子が重傷を負っており、警察はクルマの運転者を逮捕している。

兵庫県警・神戸西署によると、現場は神戸市西区北別府2丁目付近で片側1車線の直線区間。丁字路交差点には横断歩道と信号機が設置されている。自転車は青信号に従って横断歩道を渡っていたところ、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

自転車は弾き飛ばされるようにして転倒。後部の子供用座席に同乗していた3歳の女児が頭部強打で意識不明の状態。この女児の母親で、25歳の女性も骨折などの重傷を負い、近くの病院へ収容されている。クルマを運転していた同区内に在住する30歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

現場は見通しの良い区間。警察の聴取に対して男は「信号が変わる直前に交差点へ進入した」などと供述しているようだ。警察ではクルマの進入時点で信号が赤に変わっていたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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警察の聴取に対してクルマの運転者は「信号が青から黄色に変わるタイミングで交差点に入った」と供述しているようだが、交差点のかなり手前で青→黄のタイミングだとしたなら、交差点へ差し掛かった時点では黄→赤になっていた可能性が高い。

こうした「信号残り」での事故は、急いで通過しようとして速度が高くなっていることが多々で、こうしたクルマと衝突することになる歩行者や自転車の乗員は死傷に至るケースが目立つ。

黄色になるとアクセルを踏む人も多いが、ブレーキを踏んで止まることが事故を防ぐことになるのは忘れないようにしたい。

《石田真一》

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