トヨタ、コネクティッドで「ジャストインタイム」の顧客サービスめざす

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トヨタ コネクティッドデーの豊田章男社長
トヨタ コネクティッドデーの豊田章男社長 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車は6月26日に発売した新型『クラウン』と『カローラスポーツ』を「初代コネクティッドカー」とし、つながる技術の本格展開に乗り出した。普及に当たり、トヨタ生産方式(TPS)の根幹を成す「ジャストインタイム」の考え方を販売店にも浸透させる方針だ。

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トヨタの友山茂樹副社長(コネクティッドカンパニープレジデント)は、26日に都内で開いたコネクティッドカーの発表イベントで、「TPSに由来するジャストインタイムの最終地点は、工場のラインオフ地点ではなく、一人ひとりのお客様であると考えている」と述べ、本来は生産現場で定着してきたジャストインタイムの考え方を顧客へのサービスにも応用する方針を強調した。

ジャストインタイムは、後工程に対して部品など必要なモノを必要なだけ造ったり、搬送したりすることで、造りすぎといったムダや非効率を防ぐためのTPSの原理となっている。対顧客においては、クルマの整備など必要なサービスを、必要な時にジャストインタイムで届けることを目指していく。

友山副社長は「お客様の価値観がモノからコトへと広がるなか、(メーカーと販売店は)よりダイレクトにかつリアルタイムでお客様とつながることが求められる。それを担っていくのがコネクティッドだ」とし、つながる技術の展開によってTPSを販売店にも応用・浸透させる考えを表明した。

新たな技術が搭載されるコネクティッドカーの展開に当たり、トヨタは7月初めまでにまずトヨタ店(一部地域はトヨペット店)とカローラ店の全2200店をコネクティッド技術に対応できる体制とし、年末までには約5000の全トヨタ販売店に広げていく。そのためには人材育成が不可欠であり、愛知県日進市にあるトヨタの研修施設内に「コネクティッド改善道場」を設置した。またコネクティッドカーとのダイレクトの対話に応じるオペレーターについても「訓練センター」の開設を計画している。

トヨタは「100年に1度といわれる自動車産業の大変革期」(豊田章男社長)に臨むため、年初から「トヨタの真骨頂である原価低減とTPSに磨きをかける」(同)よう取り組んでいる。TPSについてはトヨタの間接部門を含む全社展開だけでなく、販売店への浸透も進めていく。

《池原照雄》

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