バイクと右直衝突したクルマの運転者、車両を現場に放置して逃走

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夜間でも見通しが良く、信号機も設置された交差点でバイクと乗用車が関係する右直衝突事故が起きた。バイクの運転者が死亡したが、クルマの運転者は車両を放置して逃走している。

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26日午前0時30分ごろ、神奈川県横浜市南区内の県道で、交差点を右折してきた原付バイクと、対向車線を直進してきた乗用車が衝突する事故が起きた。バイク運転者は死亡したが、クルマの運転者は車両を放置して逃走している。

神奈川県警・南署によると、現場は横浜市南区南太田付近で片側1車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。原付バイクは交差点を右折していたところ、対向車線側を直進してきた乗用車と衝突した。

衝突によってバイクは転倒。運転していた同区内に在住する59歳の男性は頭部などを強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復しないまま約4時間後に死亡した。クルマは交差点から約50m離れた場所で停止したが、運転者は車両を放置して逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査している。

現場は夜間でも見通しが良い交差点。後続車の目撃情報から、事故を起こしたクルマは高速度で交差点へ進入していたとみられ、警察では使用者の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故を起こしたクルマは外国製の高級車(ポルシェ)で、事故直前に高速度で走行している様子が目撃されている。事故当時の信号表示は双方とも青だったとみられ、クルマ側の速度超過と前方不注視が事故につながった可能性が高いようだ。

負傷者を救護せず、ましてや車両を放置して現場から逃走するという行為は言語道断で、悪質なひき逃げ事件と判断され、刑罰も重くなってしまう。こうした車両放置事案では「無免許」や「飲酒」などの発覚おそれに加え、「盗難車両」というケースも出てくる。

《石田真一》

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