ZF、自動運転の電動コンパクト商用車『e.Goムーバー』を生産へ 2019年から

エコカー EV
ZFのe.Goムーバー
ZFのe.Goムーバー 全 3 枚 拡大写真

ZFは6月27日、自動運転の電動コンパクト商用車、『e.Goムーバー』を2019年から生産すると発表した。

e.Goムーバーは、ZFとe.GO Mobile社の合弁企業、e.GO Mooveが開発。モビリティプロバイダーからの関心の高まりを受けて、e.Goムーバーの生産化を決定した。

ZFはe.Goムーバーに対して、耐久性や経済性、効率性を備えた電動パワートレーンをはじめ、自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)、シャシー、センサー統合技術などを供給。また、スーパーコンピューターレベルの拡張性の高い制御ユニット「ZF ProAI」は、クラウドでのアップデートが可能な統合車両システムとして、e.Goムーバーで重要な役割を果たす。

この制御ユニットは、自動車と道路などのインフラ間通信(Vehicle-to-Infrastructure)アプリケーション向けの人工知能(AI)アルゴリズムがベース。学習能力を備えており、他の車や周辺環境と通信し、スワームインテリジェンスという形で車両の安全性と効率性を向上させるという。

ZFは2019年から、 e.Goムーバーをドイツ・アーヘンで生産する予定。年間で1万台以上を量産する計画。ZFは今後5~7年で、これらの車の需要が約100万に達すると予測している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 【アウディ A3 新型試乗】アウディらしい闊達なスポーティさが持ち味…島崎七生人
  3. クラッチ操作不要のホンダ「Eクラッチ」がレブルに搭載! SNSでは「運転マジ楽しい」「マジ助けられた」など高評価の声
  4. Z世代に人気、ヤマハ『ファッジオ』がまもなく上陸…2025年上期のモーターサイクル記事ベスト5
  5. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る