フェラーリレーシングデイズ富士2018開催中…フェラーリF1が富士で吠える!!

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フェラーリレーシングデイズ富士2018 F1クリエンティ
フェラーリレーシングデイズ富士2018 F1クリエンティ 全 26 枚 拡大写真

6月30日から7月1日にかけて、富士スピードウェイにてフェラーリレーシングデイズ富士2018が開催されている。

◇F1からチャレンジまでサーキットならではの楽しみ

フェラーリ単体での開催は2年ぶりとなるこのイベント、今年のテーマは“Live Your Dreams”。エンツォ・フェラーリ生誕120周年にもあたり、盛大に開催されている。

最大の見どころはイタリアから来日したF1クリエンティによるフォーミュラ1マシンの走行だ。日本人ドライバーを含め個人所有のF1が10台走行し、富士スピードウェイに甲高い快音を響かせていた。そのうちの1台を駆る日本人ドライバーは、「快晴の中、気持ちよくサーキットを走行することが出来た。当然ながらなかなか乗る機会がないので、この2日間を満喫したい」と語る。

また、サーキットならではということで、XXプログラムも開催。『FXX』や『599XX』などサーキット専用モデルが19台も走行した。

同時にワンメイクレースシリーズ、“フェラーリチャレンジトロフェオピレリアジアパシフィック”の第4ラウンドも開催。今回のレースには43台が参戦し、そのうち13人が日本人ドライバーで、過去最多であるという。

◇クラシケも充実

フェラーリのイベントならではという視点では、クラシケも充実している。最近マラネロでフルレストアし、オリジナルカラーになった『250GT TdF』が展示された。

このクルマは1957年に作られアメリカ渡ったのち、1958年後半からいくつかのレースにプライベート参戦。複数のオーナーの手を渡り日本の現在のオーナーのもとへ。今回はエンジンをオリジナルコンディションにするとともに、ロッソ・チーナの外装色とベージュの内装という工場出荷当時に戻され日本へ帰ってきた。

そのほか『275GTベルリネッタ』も展示され、過去からの系譜もじっくりと見ることが出来る。これら以外にも『F40』や『288GTO』も展示されていた。

また、フォーリセリエプログラムで作られた日本のみのモデル、『J50』も特別展示。フェラーリ正規輸入50周年記念で作られた10台限定のクルマで、最近納車されたばかりのものだという。

そのほかにも、フェラーリ70周年記念テーラーメイドモデルをはじめ、現行車両も展示。一部車種は実際にシートに座ることも出来る。さらに7月1日のみではあるが、『488ピスタ』も日本発お披露目される予定だ。これは『360チャレンジストラダーレ』や『430スクーデリア』などの最新バージョンで、最高出力720馬力を超える3.9リットルV8エンジンを搭載している。

6月30日といえばエンツォ・フェラーリの息子、“ディーノ”・フェラーリが亡くなった日であり、また、彼のアイディアから生まれたとされるV型6気筒エンジンを搭載した『206GT』のラインオフの日だとも伝えられている。そういった特別な日に日本でフェラーリレーシングデイズが開催されていることを日本人として嬉しく思う。

上記レポート内容と同様のプログラムが7月1日にも開催される予定だ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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