路外逸脱して柱に衝突、無免許運転とみられる中学生5人が死傷

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1日午前4時55分ごろ、岡山県岡山市北区内の国道30号を走行していた乗用車が路外に逸脱。中央分離帯に設置されていた金属製の柱に衝突する事故が起きた。この事故でクルマに乗っていた13歳の中学生5人が死傷している。

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岡山県警・岡山南署によると、現場は岡山市北区青江2丁目付近で片側2車線の直線区間。クルマは路外に逸脱して中央分離帯に乗り上げ、分離帯の内部に設置されていた金属製の柱に左側面部から衝突した。

衝突によってクルマは大破。クルマに乗っていたのはいずれも13歳の中学生で、このうち女子生徒1人が車外に投げ出され、全身強打でまもなく死亡。他の4人(男子3人、女子1人)も骨折や打撲の重軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

クルマは死傷した5人のいずれかが運転していたとみられ、うち1人の親族が所有するものだった。警察では無免許運転や速度超過走行が事故に結びついたものとみて、負傷した4人の回復を待って事情を聞くとともに、運転者の特定を急ぎ、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で事情を聞く方針だ。

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この事故で死傷した5人とも中学生であり、自動車の運転免許が取得できる年齢には至っておらず、誰が運転していたとしても「無免許運転」ということになる。

事故を起こしたクルマはスピンして柱に巻きつくように衝突したとみられ、衝突部位である左側面部の損傷は極めて大きなものとなっていたようだ。速度を維持したまま衝突したことは確実であり、「暴走の末に衝突」という判断を警察は下すことになることもまた確実といえる。

今のクルマは子供でも運転することができるが、「自制する」ということを学ぶには現状の「18歳」という免許取得可能年齢を引き下げるわけにはいかないだろう。

《石田真一》

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