今年1月に開催された「CES 2018」で、海外からの来場者は過去最大の6万3784人を記録したと、主催者のConsumer Technology Association(CTA)が発表した。この数は来場者総数の1/3以上に達しており、グローバルなイベントとして急成長しているCESの今を示すものとなった。
この報告はCES 2018の最終報告として発表されたもので、CES 2018には160カ国から総数18万2198人が参加。うち報道関係者は6645人で、オンラインのインフルエンサーは166人となった。とくに見逃せないのが海外からの来場者で、海外からの来場者数は前年比で5.9%増。米国商務省による2017年における海外から米国への渡航者数が3.8%減少したのとはまったく異なる傾向を示したのだ。
その内訳はアジア・中東から3万6,482人、ヨーロッパから1万7338人、アフリカ、 米国を除く北米、オセアニア、南米からの来場者数は9964人。特にアジア圏からの来場者数が増えたようだ。各セッションへの登壇者も300人以上の女性を含む1079人となり、これも過去最高となった。
CESは家電だけにとどまらず、あらゆる主要な新産業が出展する展示会へと成長しており、CES 2018では5G/コネクティビティ、人工知能、C Space、スマートシティ、スポーツテクノロジー、スタートアップ 、自動車テクノロジーなどが革新的なテクノロジートレンドとして注目された。
CES 2019は2019年1月8から11日までネバダ州ラスベガスで開催されるが、すでに周辺のホテルは料金が高騰しており、この傾向は今後しばらくは続きそうだ。