JR東日本が『のぞみ』殺傷を受け防犯カメラを追加設置へ…客室内は1両あたり最大8か所に

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初めて防犯カメラが設置されることになったE257系特急型電車。
初めて防犯カメラが設置されることになったE257系特急型電車。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本は7月3日、首都圏の在来線車両と一部の新幹線車両へ車内防犯カメラを追加設置すると発表した。

6月9日に東海道新幹線『のぞみ265号』内で発生した無差別殺傷事件などを受け、さらなるセキュリティレベルの向上と鉄道を安心して利用できることを目的として実施される。

JR東日本ではこれまで、山手線のE235系通勤型電車や特急『成田エクスプレス』用のE259系特急型電車、E2系・E3系新幹線電車の一部、E5系・E6系・E7系新幹線電車に対して、デッキごとに2か所、客室ごとに2~4か所の防犯カメラを設置しているが、今回の追加設置では、現在、デッキごとに2か所設置されているE231系などの近郊型電車のグリーン車で客室ごとに6か所を設置。209系、E231・233系などの普通車には客室ごとに8か所設置するとしている。

また、特急型電車の651系やE257系については、デッキごとに1か所、客室ごとに2か所設置し、同じ数が一部で防犯カメラが設置済のE2系にも追加される。

最終的には、在来線車両が今年夏以降におよそ8300両、新幹線車両が今年度冬以降におよそ200両順次追加する予定で、およそ2500両ある運転台付きの車両については、今年夏以降、乗務員室部分にも設置することとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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