気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2018年7月4日付
●日本8強あと1歩「何がたりないんでしょう」西野監督(読売・1面)
●羽田へ新線10年後メド、JR東、今年度中にも環境調査(読売・8面)
●居眠り運転AIが防止、SOMPOがサービス開始へ(読売・8面)
●革新機構統治を強化,今秋改組、官民ファンド再編の軸に(読売・9面)
●ちょい乗り、手軽なカーシェア快走、タイムズ会員100万人、車メーカーも力(朝日・8面)
●三菱自実習生24人が帰国へ(朝日・29面)
●NY原油一時75ドル、供給減不安、3年7か月ぶり高値(毎日・2面)
●自動ブレーキ事故82件、昨年国交省が注意喚起(毎日・31面)
●原発比率20%厳しく、新増設踏み込まず、エネ計画閣議決定(産経・1面)
●パナ、センサー来年度出荷、自動運転向け売り込み(産経・10面)
●ホンダ、中国6月新車販売6%減(日経・17面)
●首都圏全線防犯カメラJR東、新幹線含め8500両に設置(日経・39面)
ひとくちコメント
駐車場ビジネス大手のパーク24の子会社が運営するカーシェアリングサービスの「タイムズカープラス」の会員数が100万人を突破したという。パーク24が発表したもので、きょうの朝日や日経なども取り上げている。
それによると、朝日は「ちょい乗り、手軽なカーシェア快走」とのタイトルで「車を所有から共有しようとする消費者の変化を受けて利用者は右肩上がり。大手自動車メーカーも力を入れ始めている」としている。
また、日経も「カーシェア、データの宝庫」との見出しで、「約2万台が日々走ることで生まれる大量のデータは、自動車大手をしのぐ規模になった。次世代車の開発に生かすなど、データ経済の一翼を担う存在になる可能性が出てきた」と伝えている。
最大手のタイムズ24がカーシェア事業に参入したのは2009年。買収した当時のマツダレンタカーが母体だが、会員数もわずか860人、貸し出し車両も45台に過ぎなかったそうだ。それが参入から約9年で100万人を超えたというから驚く。
利用者は洗車や給油などのマナーも欠かせない。カーシェアを利用するかどうかは個人の価値観にもよるが、お気に入りのマイカーで「走る歓び」を楽しみたいアナログのオヤジ世代にはまだまだ抵抗感もあるようだが……。