「おもてなしの最高級車」トヨタ センチュリー 新型[詳細画像]

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ センチュリー 新型(ボディカラー:「神威」、内装:ウールファブリック「瑞響」)
トヨタ センチュリー 新型(ボディカラー:「神威」、内装:ウールファブリック「瑞響」) 全 24 枚 拡大写真

21年ぶりの新型となった、日本を代表するショーファーカー『センチュリー』。3代目となる新型の開発テーマは「継承と進化」。ひと目でセンチュリーとわかるデザインとしながらも、レクサス『LS』と共有するプラットフォームの採用による走りや静粛性の向上、ハイブリッド化、先進安全技術の採用など、全方位で進化した。

日本のエグゼクティブに愛されてきたセンチュリーの真骨頂はやはり後席にある。室内空間は、65mm延長したホイールベースを後席スペースの拡大に充てることで、膝まわりや足元に十分なゆとりを提供。加えて、後席のスカッフプレートとフロアの段差を従来型より15mm縮小することで、フロアマット装着時にはフラットとなり、さらに乗り降りしやすくなった。また、本杢(ほんもく)オーナメントで前後席の空間を区切りながら「折り上げ天井様式」を取り入れ、天井には「紗綾形(さやがた)崩し柄」の織物をあしらい、後席の格の高さを表現した。

無段階調整可能な電動オットマンや座り心地を追求したリフレッシュ機能付(左後席のみ)電動リヤシートを採用した。11.6インチリヤシートエンターテインメントシステムを搭載するとともに、12chオーディオアンプと20個のスピーカーを最適配置し、臨場感あふれる音響空間を創出。また、後席アームレストの7インチ大型タッチパネルから、オーディオ、エアコン、シート、リフレッシュ機能、カーテンなどが操作できる。

センチュリーの象徴であるフロントセンターの「鳳凰」エンブレムは、工匠が金型を約1か月半かけて丁寧に手で彫り込み、躍動する翼や繊細な羽毛を鮮やかに表現。さらにエンブレムを彩る縦格子のフロントグリル奥に、「七宝文様」を配置し、前後二重構造にすることで「品位ある華」を表現している。

ボディカラーは、エターナルブラックの「神威(かむい)」、シリーンブルーマイカの「摩周(ましゅう)」、ブラッキッシュレッドマイカの「飛鳥(あすか)」、レイディエントシルバーメタリックの「精華(せいか)」の全4色を用意。格調の高さがその名前にも表れている。

パワートレインは国産車唯一だったV12エンジンから、5.0リットルV8ハイブリッドへと変更。システム出力は431psを発揮する。徹底的な防音対策に加え、エンジン起動時の音や振動にはアクティブノイズコントロールで対応し、圧倒的な静かさを実現。AVS機能付電子制御エアサスペンションの採用、構造用接着剤によるボディ剛性の向上、乗心地に特化した新開発タイヤ(ブリヂストンREGNO)などにより、ソフトで目線の動きが少ないフラットな乗り心地を実現した。

価格は1960万円。名実ともに、日本を代表する最高級車だ。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る