2018年上半期の倒産は4148件、9年連続減で28年ぶりの低水準 東京商工リサーチ

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企業倒産 上半期推移
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東京商工リサーチが7月9日に発表した2018年上半期(1~6月)の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同期比2.7%減の4148件、9年連続で前年同期を下回り、1990年(2948件)以来の低水準にとどまった。

負債総額は同66.2%減の7466億0300万円で、上半期としては1990年(7274億5100万円)以来の低水準。負債10億円以上の大型倒産が上半期90件で、1990年(96件)以来、28年ぶりの100件割れになったことが影響した。

産業別では、10産業のうち7産業で前年同期を下回った。前年同期より増加したのはサービス業他の1231件(前年同期比0.1%増)で、3年連続増加。また小売業は576件(同0.5%増)で2007年以来11年ぶりに増加に転じた。農・林・漁・鉱業は34件(同3.0%増)で2年連続で前年同期を上回った。

一方、建設業が720件(同8.1%減)で10年連続減少。また、製造業524件(同3.6%減)と運輸業112件(同9.6%減)がともに5年連続減少。また、卸売業は627件(同0.1%減)で3年連続、金融・保険業は19件(同26.9%減)で2年連続で減少し、不動産業135件(同8.7%減)と情報通信業170件(同4.4%減)が2年ぶりに前年同期を下回った。

地区別では、9地区のうち5地区で前年同期を上回った。内訳は、近畿が1087件(前年同期比1.6%増)で上半期としては2年連続増加。また、中部が597件(同8.9%増)で7年ぶり、四国が83件(同15.2%増)で6年ぶり、九州が316件(同11.2%増)で3年ぶり、東北が183件(同21.1%増)で2年ぶりに増加に転じた。

一方、中国が168件(同2.8%減)で5年連続減少、北陸は86件(同11.3%減)で2年連続減少した。また、関東1501件(同12.7%減)と北海道127件(同16.9%減)がともに2年ぶりに前年同期を下回った。

《纐纈敏也@DAYS》

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