新駅の設置が続く三陸鉄道…北リアス線に「新田老」駅 2019年10月末

鉄道 企業動向
北リアス線白井海岸~堀内間を行く三陸鉄道の気動車。
北リアス線白井海岸~堀内間を行く三陸鉄道の気動車。 全 1 枚 拡大写真

国土交通省東北運輸局は7月12日、岩手県の三陸鉄道から出されていた新駅設置申請を認可したと発表した。

この新駅は、宮古駅(岩手県宮古市)と久慈駅(岩手県久慈市)を結ぶ北リアス線の田老(たろう)~摂待(せったい)間に位置する「新田老(しんたろう)」駅(岩手県宮古市田老字館が森155-7)で、駅の愛称名は「真崎の紺青」。2019年10月末の開業が予定されている。

宮古市田老総合事務所の移転に伴ない設置されるもので、駅は同事務所に併設。バリアフリーに配慮してプラットホームへ通じる通路などが一体的に整備されることになっている。

周辺は宮古市田老地区の中心部に近く、災害公営住宅や三王団地が造成されていることから人口が回復傾向にあり、新駅の開業は今年度末にJR山田線宮古~釜石間を承継し、北リアス線と南リアス線を含めた「リアス線」として一体運行を行なう三陸鉄道の利用促進や活性化に弾みをつけるものとなる模様。

北リアス線では2017年3月25日、野田玉川~陸中野田間に「十府ヶ浦海岸(とふがうらかいがん)」駅が開業しており、今回の新駅はそれに次ぐものとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  5. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る