JR西日本でまたも車両部品が落失…今度は車両間の電気回路をつなぐ「ジャンパー線」

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ジャンパー線が装着された本来の状態。落失したジャンパー線は、長さが約1.6m、直径が約8.5cmあり、重量は約7.1kg。
ジャンパー線が装着された本来の状態。落失したジャンパー線は、長さが約1.6m、直径が約8.5cmあり、重量は約7.1kg。 全 3 枚 拡大写真

JR西日本は7月18日、車両の検査・修繕を行なっている吹田総合車両所京都支所(京都府向日市)で、車両部品の一部落失が判明したことを明らかにした。

落失していた部品は、特急『はまかぜ』に使用しているキハ189系特急型気動車の床下に取り付けられている、車両間の電気回路を通す「ジャンパー線」と呼ばれるもの。7月17日22時45分頃、京都支所の検査・修繕担当係員が、定期検査中に発見した。

幸い、落失したジャンパー線は、山陽本線加古川~東加古川間の上下線の間で発見されている。JR西日本は、この落失による列車運行への影響はなかったとしている。

ちなみに同様のトラブルとしては、JR西日本米子支社内で3月7日にキハ47形一般型気動車の空調室外機カバー、JR東海で6月6日にキハ85系特急型気動車の「手歯止め」と呼ばれる、車両を固定する床下搭載品の落失がそれぞれ判明している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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