停車中にホームから落ちた人を自動検知…西武がセンサーで転落を知らせるシステムの実証実験 7月21日から

鉄道 企業動向
「ホーム隙間転落検知システム」の仕組み。センサーをホーム下の異なる高さに設置し、上段のセンサーは隙間に挟まったことを、下段のセンサーは転落したことをそれぞれ検知する。
「ホーム隙間転落検知システム」の仕組み。センサーをホーム下の異なる高さに設置し、上段のセンサーは隙間に挟まったことを、下段のセンサーは転落したことをそれぞれ検知する。 全 1 枚 拡大写真

西武鉄道(西武)は7月19日、新宿線新井薬師前駅(東京都中野区)で「ホーム隙間転落検知システム」の実証実験を行なうことを明らかにした。

このシステムは、東京都港区に本社を置くオムロンソーシアルソリューションズが開発したもので、ホーム下に設置した2台のセンサーが異なる高さから水平にレーザーを照射。列車の停車中に曲線ホームの隙間に旅客が転落したことを検知した場合、ホーム上にある警報器の赤色灯やブザーを作動させ、転落を運転士へ知らせる仕組みになっている。

今回の実証実験は7月21日から開始され、新井薬師前駅下りホーム本川越方の2両分のスペースにセンサーを設置。気象条件などさまざまな条件下における影響を検証するという。

このシステムは、鉄道業界では初めてのもので、西武では「列車停車中に列車とホームの隙間に転落したお客さまを高い精度で発見することが期待できます」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  5. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る