「優勝は狙わない、世界一を目指す」F.C.C. TSR Honda France 藤井正和総監督…鈴鹿8耐

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「鈴鹿8耐タイトル奪還!」ファンミーティング
「鈴鹿8耐タイトル奪還!」ファンミーティング 全 8 枚 拡大写真

鈴鹿8耐で上位を狙う各チームと温度差があるのが、F.C.C. TSR Honda Franceだ。鈴鹿8耐は2017-2018世界耐久選手権シリーズの最終戦ともなっており、チームは選手権に王手をかけている。藤井正和総監督は「鈴鹿8耐の優勝はいらない」とはっきり言う。

チームは、日本に拠点を置くチームとして初めてルマン24時間耐久を制し、ドイツのオッシャーズレーベン8時間でも優勝している。ランキング2位のGMT94 YAMAHAに10ポイント差をつけ、シリーズランキング1位で今年の鈴鹿8耐を迎えた。

藤井総監督「これまでの鈴鹿8耐と雰囲気が違う。我々はチャンピオンを獲りに行く。これが今年の目標だったからね。彼ら(ライダー)とやって来てよかった。みんな1か月日本に滞在している。合宿生活だ」

フレディ・フォレ選手「家族みたいなチーム。鈴鹿8耐での課題はやはり温度。24時間もタフだけど、この暑さで8時間はきつい」

アラン・テシェ選手「ルマンは母国なので緊張しましたが、勝って嬉しかった。一生忘れられない。鈴鹿8耐もホームだからベストを尽くす。足(ひざ)の負傷は治ってもう100%なので、期待してください。暑さは体験していないので楽しみ」

ジョシュ・フック選手「鈴鹿8耐は何度走っても簡単にならない。毎年チャレンジングだ。今年はアプローチが違い、チャンピオンシップを獲得したい」

藤井総監督「チャンピオン取るために鈴鹿8耐の優勝は狙っていない。だからマシンの作りも違う。タイムは狙わないしタイヤの扱いも異なる。周回数は216がひとつの目安で、何もなければ218。218行ければ充分だ。もう来期の開幕を考えている。8月末がテストなので、鈴鹿に来ないで来期の用意をしているスタッフがいる。鈴鹿8耐に全力を注がなければならないのだったら大変なことになった。鈴鹿までが勝負だった」

※22日の「鈴鹿8耐タイトル奪還!」ファンミーティングと同日イベント後の記者会見から構成。

《高木啓》

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