複雑な形状の交差点、飲酒運転のクルマと右折バイクが衝突

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両車線の間に中央分離帯があり、複雑な形状となっている交差点を進行していたバイクと軽乗用車が衝突する事故が起きた。クルマ側の運転者は飲酒運転ということが発覚し、現行犯逮捕されている。

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24日午前6時30分ごろ、沖縄県那覇市内の国道331号で、交差点を右折していたバイクと、直進してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。バイクの運転者が重傷。警察はクルマの運転者を飲酒運転の現行犯で逮捕している。

沖縄県警・豊見城署によると、現場は那覇市山下町付近で片側2車線の緩やかなカーブ。交差点には信号機が設置されている。バイクは対向車線側から右折してきたが、交差点を通過しようとした際、左方向から直進してきた軽乗用車と衝突した。

この事故でバイクは転倒。運転していた54歳の男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打で意識不明の重体となった。クルマを運転していた糸満市内に在住する21歳の女にケガはなく、呼気から酒気帯び相当量のアルコール分が検出されたことから、警察は道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑でも調べを進めている。

現場は広めの中央分離帯があり、複雑な形状となっていた。警察では逮捕された女が飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、赤信号を看過した可能性を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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酒に絡んだ事故は沖縄県では多発しており、車両の飲酒運転はもちろん、酒に酔い潰れて路上で寝込んだ結果としてはねられるという事故(路上横臥による人身事故)も目立つ。「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」は基本なのだが、「このぐらいなら大丈夫」と運転し、結果として事故を起こしてしまう。

現場の交差点は複雑な形状をしており、広めの中央分離帯があることから対向車線側は見えにくくなっているが、信号に従っていれば安全に右折やUターンができるようになっている。今回はクルマ側が信号に従わず、事故に至った可能性が高いとみられるが、アルコールは見えているはずの信号機まで見えない状態にしてしまうリスクを生じさせる。

《石田真一》

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