フロントスピーカー、どう鳴らす?…ビーウィズ研究

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ビーウィズ・Reference AM Duo 88
ビーウィズ・Reference AM Duo 88 全 4 枚 拡大写真

好みのスピーカーの見つけ方、鳴らし方を研究している当短期集中連載。前回からはメーカーごとの製品解説を開始している。その第2弾となる今回は、国産実力カーオーディオブランド「ビーウィズ」をクローズアップする。

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■最新スピーカーは『Reference AMシリーズ』!

「ビーウィズ」は、比較的に新しいカーオーディオブランドの1つだ。創業は2002年。世界初となる“オール偏芯コーン方式”による高級スピーカーシステム『Confidence(コンフィデンス)』のリリースをもってその歴史をスタートさせた。なお同社は今や、スピーカーはもちろん、ヘッドユニットからパワーアンプまでを開発・発売する総合カーオーディオブランドとなっている。革新的な製品を多々擁し、独自のアプローチで理想のスーパーHi-Fiサウンドを追求するメーカーとして広くカーオーディオ愛好家の間で認知されている。

さて、「ビーウィズ」スピーカーのラインナップを早速紹介していこう。まずは、現行モデルの中の最新ラインである、『Reference AMシリーズ』からみていこう。

当シリーズでは、2.5cmドームツィーター『L-25R』(税抜価格:3万円)、8.8cmミッドレンジ『L-88R』(税抜価格:4万5000円)、16.5cmウーファー『L-165R』(税抜価格:6万円)、そして各種パッシブクロスオーバーネットワークが用意され、さらにこれらの組み合わせにより2種類のセパレート2ウェイシステムと1種類のセパレート3ウェイシステムが設定されシリーズが構成されている。

当シリーズの特長は主に3つある。1つ目は、「振動板に新開発のAM(アルミ・マグネシウム)が使われていること」だ。同素材には、マグネシウム特有の軽さと適切な内部損失、アルミニウム特有の音質チューニングの自由度の高さが備わっていて、しかもそれをツィーターからミッドウーファーまですべてのユニットに採用することで、全帯域にわたって音色とレスポンスの統一が図られている。結果、同社が追求している高忠実再生が、より高度に達成されている。

■最新のプレミアムカーへの装着を念頭におき、新たな「口径体系」を採用!

2つ目の特長は、「口径体系」にある。現在の市販スピーカーは17cmサイズのモデルが主流だ。しかし、最新のプレミアムカーでは、約7~9cmクラスのスピーカーが使われることが多くなっている。なのでそのような車種では、市販スピーカーの選択肢がぐっと少なくなっていた。

『Reference AMシリーズ』はそれへの対応も念頭に入れて開発されている。2種類用意されているセパレート2ウェイシステムのうちの1つは8.8cmミッドレンジとツィーターが組み合わされたもであり、当システムはまさに最新のプレミアムカーへの対応を考慮して用意されている、というわけだ。

そして3つ目の特長は、「上級モデルの開発実績を活かした高度な基本設計が施されていること」だ。マグネットハウジングを一体鋳造したアルミダイキャストフレーム、そして高密度ネオジムマグネットによる強力な磁気回路などは、「ビーウィズ」のトップエンドスピーカー、『Confidenceシリーズ』をはじめとする上級モデルで培われた技術だ。それらをさらに洗練させて、『Reference AMシリーズ』は完成されているのだ。

にもかかわらず、価格はリーズナブルな範囲に収められている。エントリー機としては高めではあるが、初めての市販スピーカーとして満足度の高いモデルを選びたいと思うのなら、「ビーウィズ」の『Reference AMシリーズ』を候補に入れて損はない。要チェック。

■フラッグシップ『Confidence(コンフィデンス)シリーズ』にも要注目!

続いては、フラッグシップ『Confidence(コンフィデンス)シリーズ』を紹介しよう。

さて、当シリーズの最大の特長は、独自の『P.P.C(Polar Pattern Control)スピーカー技術』が投入されていることにある。ツィーター、ミッドウーファー、サブウーファーのすべてに偏芯コーン方式が採用されていて、さらにすべてのユニットを同一構造、同一素材、同一磁気回路とすることで、帯域間の音色統一、車室内環境に応じた指向性制御、フラット&スムーズな理想的な周波数特性の実現が図られている。

もう少し踏み込んで解説していこう。まずは『偏芯コーン』について。これは、振動板の駆動点を中心軸からオフセットさせたものなのだが、こうすることによって、一般的なスピーカーでは避けられなかった特性上の乱れを少なくさせることが可能となった。フラットでスムーズな周波数特性が実現できている、というわけだ。

さらには偏芯コーンでは、“指向性制御”も可能となる。ユニットを取り付け位置で回転させることで指向特性を微調整できるのだ。デジタルチューニングに頼り過ぎずとも、理想的なステレオイメージを再現できる。

製品の価格は、13cmセパレート2wayシステムの『Confidence lll』で52万円(税抜)。昨今はド級な価格のスピーカーも増えているが、その中にあっては現実的なレベルに収まっているとも言える。高品位な高級スピーカーを視野に入れるのならば、「ビーウィズ」の『Confidence lll』も検討する価値は大だ。

今回はここまでとさせていただく。次回以降は、海外ブランドのスピーカーについての研究を進めていく。お楽しみに。

フロントスピーカー、アナタならどう鳴らす? 第10回「ビーウィズ研究」

《太田祥三》

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