炎天下の車内に子どもを置き忘れない安全装備、米日産が4ドア全車に標準化へ

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日産のリアドアアラートシステム
日産のリアドアアラートシステム 全 3 枚 拡大写真

日産自動車の米国部門、北米日産は7月31日、炎天下の車内にうっかり子どもを置き忘れないための安全装備を、2022モデルイヤーまでに、日産ブランドの4ドアモデル全車に標準装備すると発表した。

この安全装備は、「リアドアアラートシステム」と呼ばれるもの。リアドアアラートシステムは、後部ドアのスイッチをモニターして、走行前後のドアの開閉状態を検知する。

走行する前に後部ドアが開閉されたにもかかわらず、走行終了後に後部ドアが再び開かれなかったことが検知された場合、車両が駐車され、イグニッションがオフになった段階で、インパネ内のディスプレイに警告メッセージを表示する。

それでも、ドライバーが子どもを車内に残したことに気づかず、車両から離れた場合、自動的に複数パターンの音を発するクラクションを鳴らして、ドライバーに後部座席を確認するよう促す。

リアドアアラートシステムは、当時妊娠8か月だった北米日産の女性エンジニアのアイデア。その後、米国ミシガン州の日産テクニカルセンター(NTCNA)で開発に着手し、実用化した。北米日産は、この種の警告としてクラクションを使用するのは、日産が初めて、としている。
新型『フォレスター』には、ドライバーの動きを検知して安全運転を支援するドライバーモニタリングシステムが新たに採…

《森脇稔》

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