【インドネシアモーターショー2018】ジョコ・ウィドド大統領を招き、オープニングセレモニーを開催

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GIIAS2018開催のスイッチがジョコ・ウィドド大統領(右から二番目)と共に押された
GIIAS2018開催のスイッチがジョコ・ウィドド大統領(右から二番目)と共に押された 全 12 枚 拡大写真

ジャカルタ郊外のBSDシティにあるインドネシア・コンベンション・エキジビジョンセンター(ICE)でインドネシア国際オートショー2018(GIIAS 2018)が、8月2日、開幕。開催を前に会場内ホールでは、同国ジョコ・ウィドド大統領を招いてオープニングセレモニーが行われた。

セレモニーは冒頭、例年と同じく国歌斉唱と民族舞踊の演舞でスタートした。

最初に挨拶に立ったのはインドネシア自動車工業会(GAIKINDO)のヨハネス・ナンゴイ会長。「GIIASは国際機関OICAが承認したモーターショー。今年は乗用車が19ブランド、トラックなどの商用車が6ブランド、さらに自動車関連の250以上の企業が出展する。ワールドプレミアされるクルマが初めて登場し、GIIASはモーターショーとしてベンチマークになると同時に、インドネシア経済の牽引役としての役割を果たすよう成長していく。また、政府が国内の大気汚染を最小限にする、ユーロ4を導入するのを歓迎する」とも述べた。

続いて、アイルランガ・ハルタルト工業省大臣が挨拶。「インドネシアの自動車産業は、インドネシア経済を支える、大きな柱のひとつ。その発展に貢献しているGAIKINDには深く感謝したい。特にEuro4がインドネシアで実行されることはインドネシアの自動車産業を世界レベルにする上できわめて重要で、政府としてもその実現に向けて支援する準備はできている。今後もインドネシアは自動車のグローバルな生産基地として輸出を重視していくが、ベトナムが実施している政策の影響により、今年は輸出がかなり落ち込む可能性がある」との見通しも示した。

そして、いよいよジョコ・ウィドド大統領が登場した。そこで語られたのは、「自動車産業はインドネシアの140万人の雇用者の雇用を含め、インドネシア経済の推進で重要な要素になっている」ということ。そして、「世界の自動車産業は急速に発展し、様々な新技術が創出されているが、電気自動車や自動運転、オンライン輸送など様々な課題に直面しているのも事実だ。しかし、自動車産業はインドネシア国内で二番目の製造業であり、政府としては様々な控除政策の下で支援していく」。また、インドネシアが抱える経常赤字について、「軽油にバイオディーゼルを20%混合した『B20』の利用を促進し、新たな産業育成として農耕用トラックAMMDesの輸出によって経常赤字の1/3が解決する」とも述べた。

この後、関係者は会場内を視察。各ブース内で熱心に見回るジョコ・ウィドド大統領の姿が印象的だった。

ショーは8月12日まで開催され、入場料は8月2日のVIP & Press Day が20万ルピア(日本円換算:約1550円)、月曜~金曜日までが5万ルピア(約390円)、土日曜が10万ルピア(約780円)。なお、7歳未満で/身長が最大120センチメートルまでの子供と、65歳以上の高齢者は入場料が無料となる。

《会田肇》

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