アウディ e-tron、アクセルペダルのみで加減速…パドルで減速レベルを選択可能

エコカー EV
アウディ e-tron のプロトタイプ
アウディ e-tron のプロトタイプ 全 6 枚 拡大写真

アウディは8月8日、米国カリフォルニア州で9月に初公開する予定のブランド初の市販EV、アウディ『e-tron』(Audi e-tron)に新開発のブレーキ制御システムを搭載すると発表した。

画像:アウディ e-tron のプロトタイプ

アウディe-tronの新開発のブレーキ制御システムは、2個のモーターと連動して、ブレーキの際のエネルギーを高効率に回収するシステム。アウディe-tronは多くの走行シーンにおいて、アクセルペダルのオン/オフで、加減速をコントロールすることができる。

ドライバーはステアリングホイールのパドルを使用して、3段階で減速レベルを選択できる。最も弱い減速レベルでは、ドライバーがアクセルペダルを離せば、惰性で走行。最も強い減速レベルでは、速度を大きくスローダウンできる。

通常のブレーキは、ドライバーがブレーキペダルを用いて、0.3gを超える急減速が必要な時のみ作動。新開発の電気油圧式ブレーキ制御システムが、非常に迅速に作動する。アウディによると、電気油圧式ブレーキ制御システムは、量産EVとしては世界初という。

e-tronは走行状況に応じて、電気油圧式ブレーキ制御システムが、モーターによるブレーキ、通常のブレーキ、またはその2つの組み合わせを使用して減速するかどうか、個々のアクスルごとに電気的に決定する。ブレーキペダルは油圧システムから独立。モーターによるブレーキから、通常のブレーキへの移行は滑らかに行われる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  4. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る