アウディがEVスポーツ提案、自動運転ではない理由…ペブルビーチ2018

エコカー EV
アウディPB18 e-tron
アウディPB18 e-tron 全 8 枚 拡大写真

アウディが8月24~26日、米国で開催中の「ペブルビーチコンクールデレガンス2018」(Pebble Beach Concourse d’Elegance)で初公開したEVスポーツコンセプトカー、『PB18 e-tron』(Audi PB 18 e-tron)。アウディが得意とする自動運転技術を敢えて搭載していないのが特徴。

新型『A8』で、いち早く自動運転のレベル3を実用化したアウディ。しかし、PB 18 e-tronのプロジェクトでは、アウディが現在取り組んでいる自動運転のレベル3、4、5と明確な差異化を図る目的で、「レベル0」というスローガンが掲げられた。

レベル0のアウディPB18 e-tronでは、ドライバーがステアリングホイールを操作し、アクセルペダルやブレーキペダルを踏み込む必要がある。アウディによると、その狙いは、自動運転を実現するための複雑なシステムを搭載する必要がなくなり、快適機能による重量増を避けるためという。

アウディは2017年、自動運転のEVコンセプトカー、『アイコン』を発表。このアイコンとPB18 e-tronは、内側に角度が付いたサイドウィンドウや、大きく張り出したホイールアーチをはじめとするデザイン要素が共通点。

しかし、アウディによると、両車はまったく正反対の特徴を備えているという。アイコンは、完全な自動運転を実現して長距離走行を得意とするラグジュアリーカー、いわば公道を走るビジネスジェットのような存在。これに対して、PB18 e-tronはサーキットや公道を走行する究極のドライビングマシンとして設計された、としている。

《森脇稔》

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