お役立ち調整機能研究…トーンコントロール[サウンドチューニング大辞典]

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ダイヤトーンサウンドナビに搭載されている「トーンコントロール」の調整画面。
ダイヤトーンサウンドナビに搭載されている「トーンコントロール」の調整画面。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオでは、「サウンドチューニング機能」を使いこなせるか否かで、仕上がりのサウンドクオリティの善し悪しが異なってくる。そんな重要項目について、仕組みから運用方法までを解説している当コーナー。現在は、「お役立ち調整機能研究」をお届けしている。

今週は、「トーンコントロール」について解説していく。「トーンコントロール」とは、“バス”、“トレブル”の2バンド、もしくはそれに“ミドル”を加えた3バンドの、それぞれのレベル(音量)を調整できる機能だ。“バス”とは低音、“トレブル”とは高音、そして“ミドル”とは中音を指す。

というわけで「トーンコントロール」とは、言ってしまえば“イコライザー”の簡易版であるわけだが、“イコライザー”のような周波数特性の乱れを“補正”する能力は期待できない。“補正”よりもむしろ、サウンドに“味付け”を加えるための機能、という色彩が濃い。

とは言いつつも、場合によっては“補正”的な運用も可能となる。今回はそれについて解説していこうと思う。

実は、いろいろな使い方が可能だ。まずは、小さな音量で音楽を聴いているときの便利な使い方を紹介したい。小さい音で音楽を聴いているとき、人間の耳は高音と低音に対する感度が鈍くなる。であるので、小音量時には、“バス”と“トレブル”を持ち上げると、全体のバランスがフラットに聴こえてくる。

ちなみに、このような効果を上げることを目的とした専用機能も存在している。その名は“ラウドネス”だ。言葉の響きからは、なんとなく低音を増強するための機能のような印象を受けるかもしれないが、当機能はまさに、小音量時に高音と低音を持ち上げてくれる機能だ。小さな音で音楽を聴いているときには、当機能をオンにしておくと便利だ。

対して、大きな音量で音楽を聴いているときには、逆の問題が発生する。このときには、高音が耳障りになりがちだ。高音は真っ直ぐ進む性質が強いので、大音量時にはより強い刺激を感じることとなるのだ。なので大音量時には“トレブル”を絞ってみると、全体のバランスが良好に感じられるようになる。

今週はここまでとさせていただく。次回も「トーンコントロール」についての解説を続行する。お楽しみに。

【サウンドチューニング大辞典】第4章 お役立ち調整機能研究 その3「トーンコントロール」

《太田祥三》

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