遠隔地にいる運行管理者をキャラ化して車内アナウンス…SBドライブ、日立市の自動運転バスで実証へ

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実証実験で使用する自動運転バス車両
実証実験で使用する自動運転バス車両 全 1 枚 拡大写真

ソフトバンクグループのSBドライブは、茨城県日立市で行われる「ラストマイル自動走行の実証評価」に参画すると発表した。

経済産業省と国土交通省の2018年度「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業 専用空間における自動走行などを活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」を受託した産業技術総合研究所の事業の一部をSBドライブが受託した。

SBドライブは実証評価で、先進モビリティが市販の小型バスをベースに改造した車両と、SBドライブが開発中の遠隔運行管理システム「ディスパッチャー」を活用、ルート設定などの自動走行のための準備や、遠隔地から運行状態を把握、車内外の安全の確保などを担当する。

一部の運行では、遠隔運行管理者とバス利用者とのコミュニケーションツールとして、SpiralMindの「アバターテレポーテーション」技術を活用する。「アバターテレポーテーション」は実際の人の目や鼻、口をカメラで検出し、それらの動きを遠隔地のディスプレー上に表示されたキャラクターの表情にリアルタイムで反映することが可能な技術。この技術と「ディスパッチャー」を連携させ、遠隔地にいる運行管理者が自動運転バス内のディスプレーに表示されたキャラクターを通して車内アナウンスを行う。

「ラストマイル自動走行の実証評価」は2018年10月22日から28日まで、茨城県日立市の「ひたちBRT」路線など合計3.2kmを自動運転バスで走行させて実証評価するとともに、公募により一般の人も試乗してもらうことで、その受容性を検証する。

SBドライブでは今後も、各地域での実証実験を通して、自動運転バスの実用化に向けて取り組む方針。

《レスポンス編集部》

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