路肩を歩いていた高齢女性のひき逃げ、逮捕の男は容疑を否認…後続車のドラレコに録画

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埼玉県内で路肩を歩いていた高齢女性がひき逃げされて死亡した事件について、警察は高齢の男を容疑者として逮捕した。後続車に積載されていたドライブレコーダー映像から車両特定に至っているが、逮捕された男は容疑を否認している。

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埼玉県越生町内の県道を歩いていた高齢女性が乗用車にひき逃げされて死亡した事件について、埼玉県警は29日、熊谷市内に在住する高齢の男をひき逃げ容疑で逮捕した。容疑を否認しているという。

埼玉県警・西入間署によると、問題の事件は2018年8月27日の午後7時5分ごろ発生している。越生町成瀬付近の県道(片側1車線の直線区間)で、道路左側の路肩を歩いていた75歳の女性に対し、後ろから進行してきた乗用車が衝突。そのまま走り去った。

この事故で女性は全身を強打して収容先の病院で死亡。警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を行い、後続車に積載されていたドライブレコーダー映像から容疑車両を特定し、このクルマを所有していた熊谷市内に在住する74歳の男を容疑者と判断。29日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「記憶が薄れていてよくわからない」などと供述し、事故への関与を否認しているという。警察では車両側に残された痕跡を調べるなどして、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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容疑車両の後ろを走っていたのはタクシーで、搭載していたドライブレコーダーが事故の様子を記録するとともに、運転者もクルマのナンバーを覚えていたこともあり、容疑車両の早期特定と容疑者逮捕につながっている。逮捕された容疑者は「記憶が薄れている」として容疑を否認しているが、高齢とはいえ、わずか2日前の記憶が薄れるものだろうか。

《石田真一》

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