自動車点検整備推進運動の強化月間…女性と若者をターゲットに訴求 9-10月

自動車 社会 行政
2018年の自動車点検整備推進運動のポスター
2018年の自動車点検整備推進運動のポスター 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、自動車関係団体と協力して9月と10月(北海道は7~10月)を「自動車点検整備推進運動」強化月間とし、全国各地で自動車点検整備関連イベントを通じて点検・整備の必要性や重要性を啓発する。

2018年度「自動車点検整備推進運動」は特に女性や10代から30代の若者の自動車ユーザーをターゲットに啓発する。大型車の車輪脱落・火災事故防止のための重点点検を実施する。エコ整備(点検・整備によるCO2削減効果)の啓発や、地域の課題解消に向けた独自の取り組みも推進する。

期間中、全国各地で自動車点検整備関連イベントを開催する予定で、地域イベントを全国73箇所、無料点検教室を全国92箇所で行う。自動車関係団体や地方自治体、高速道路サービスエリアに掲示をポスターの掲示やチラシ配布を依頼するほか、全国281社の乗合バス事業者の協力を得てバス車両に「横断幕」を掲示する。

9月2日にはダイバーシティ東京フェスティバル広場で、キャラバンカーの出発式を行う。

6月は883台が基準不適合、299台に整備命令

国土交通省は、6月の「不正改造車を排除する運動」の強化月間に街頭検査を392回実施して整備不良車・不正改造車299台に整備命令を発令した。

国土交通省では、違法マフラーを装着した車両など悪質な不正改造車を公道から排除するため、毎年、関係団体と連携し「不正改造車を排除する運動」を実施しており、特に6月の強化月間は都道府県警察、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会の協力のもと街頭検査を重点的に実施している。

今年は街頭検査を392回実施して2万0488台(うち、二輪車・原付が188台)を検査した。この結果、883台に整備不良や不正改造による基準不適合が確認された。中でも車検切れが15台あった。

基準不適合の内容は車体・車枠(タイヤのはみ出し)が233件、電気・灯火類(点滅灯火等違法な灯火器の使用など)が224件、騒音・排ガス(基準不適合マフラーの装着)が89件、保安装置(着色フィルムの貼付)が248件。

基準不適合が確認された車両は、ユーザーに対して改善指導を行うとともに、このうちその場で改善されなかった299台(うち二輪車・原付が24台)に道路運送車両法に基づき整備命令を発令した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る