女性向け通販大手のフェリシモは「防災の日(9月1日)」を前に、車の防災についてのアンケート結果を公開した。
まず、車に防災グッズを意識して備えているかという質問をしたところ、「はい」と答えた人は約19%。近年、さまざまな災害が各地で起こっていても、車には非常時の備えをしてないという人が8割を超えているという現状が明らかになった。
防災グッズを車に備えていない理由については、最も多かったのが「備えるべきグッズが分からない」で63%。以下、「車で災害に遭うことを措定していない」(28.7%)、「車のどこに置いておけばいいかがわからない」(27.7%)、「グッズがあってもいざというとき使いこなせる自信がない」(18.5%)が続いた。防災グッズが必要なのはなんとなく分かっているけど、いざ具体的にとなるとどうしていいか分からないという女性の心理が垣間見える結果となった。
また車に防災グッズを備えていると回答した女性にグッズ名を尋ねたところ、1位「発煙筒」(79.7%)、2位「三角停止板」(43%)、3位「脱出用ハンマー」(41.3%)の順。しかし、分母を全回答者として見た場合、発煙筒で14.5%、三角停止板7.8%、脱出用ハンマーに至っては7.5%に留まる。
最後に、改めてすべての人に「車の防災対策は、必要と考えますか?」と聞いてみると、約83%が「はい」と回答。その理由として、「最近、災害のニュースや情報をよく見聞きするから」と約半数の人が答えていて、「防災グッズが必要」という認識だけは広がっている現状が伺える。