【ベントレー コンチネンタルGT 新型試乗】至福の世界観、流石としか言いようがない…島崎七生人

試乗記 輸入車
ベントレー コンチネンタルGT 新型
ベントレー コンチネンタルGT 新型 全 54 枚 拡大写真

精悍なスタイルに進化した


プライベートジェットは無理でもベントレーなら……。どちらにしてもハードルの高さは(筆者には)標高8848mのエベレスト以上。だがうっかり「いいな」と思わせられるほど、至福の世界観が詰まっているクルマなのだった。

3代目となる最新型は、スタイリングは従来型の流れを汲む。けれどホイールベースが105mm伸びた以外、サイズの違いはほんの僅かながら、これまでより位置を下げたグリルにより、グッと低く精悍な“構え”になった。

前輪は135mm前方に配置され、ロングノーズも強調。3次元の強い曲面で形作るフロントから、特徴的なリヤハンチへ繋がるサイドパネルは、今や叩き出しではなく、50度に熱したアルミに裏から空気を当てる“スーパーフォーミング”により成型される。

【画像全54枚】

クリスタルガラスをイメージさせる前後の灯体も華やかなれどクラシカルで奥ゆかしい味わいで、よくある最近のLEDライトとはひと味もふた味も違う大人の表情を醸し出す。

贅を尽くしたインテリア


インテリアも贅を尽くしているだけに心地いい。ベントレーのバッジに倣った左右対称のインパネは、奇をてらわず、伸びやかな形状。木目パネル/12.3インチ液晶ディスプレイ/アナログ3連メーターの3面が回転して入れ替わる中央部分の仕掛けも実にユニークだ。

インテリア表皮は上品な色調と質感の革で、メッキ、金属の加飾部分もかなり贅沢に使われているものの、決して嫌みはないのはベントレーだからこそ。空調エアベントのベゼル部分などに、希望すればさらにローレット加工を施すこともできるという。

ウッドパネル8種(デュアルウッドパネル4種)、カーペット15種など、オプションで指定可能なパターンも多彩だ。

W12エンジンを味見した


搭載エンジンは6リットルの12気筒(W12)。635ps/900Nmを発生し、0-100km/h加速3.7秒、最高速度333km/hを発揮する。これに8速デュアルクラッチを組み合わせ、“可能な限り後輪駆動状態で走行”する全輪駆動方式を採用。

今回の試乗は“味見”程度のものではあったが、3チャンバーエアスプリング採用のサスペンションと相まって、たとえ山道であっても2260kg(前1240/後1020kg)のボディを軽々と走らせるのだった。

フロントの駆動力配分を17%としたスポーツモードでは、サウンドごとエンジン特性がダイナミックに変貌。一方で標準のB(ベントレー)モードは、アクセルがドライバーの右足と一体化したかのような、意のままのパワーコントロールができるのが印象的だった。

相当にファットで大径な21インチサイズ、ピレリの前後異サイズタイヤを装着しているものの、乗り味はコンフォートで、ロードノイズも発生しているはずだが、室内への到達がかなり遮断されているのもわかった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱が新型EV『エクリプス スポーツバック』発表、日産『リーフ』のOEM…北米投入へ
  2. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  3. 航続最大230kmの電動アシスト3輪自転車、椿本チエインが初公開へ…BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2026
  4. 日産 フェアレディZ 改良新型は表情変化、ハンドリング性能も向上…今夏米国発売へ
  5. 歴代エルフやピアッツァなど100代以上!…第21回いすゞオーナー集会
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. NEC、3D点群データを90%軽量化する世界初のAI変換技術を開発…2027年度実用化へ
  3. 英Parkopedia、新APIでEVの「充電不安」解消へ…公共充電器の最大43%が実質利用不可という業界課題に対応
  4. 【世界主要自動車xEV市場 リスキリング講座】中国編
  5. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
ランキングをもっと見る