見通しの良くない交差点で自転車をひき逃げ、クルマの運転者を逮捕

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踏切の手前にあり、見通しがあまり良くない交差点で乗用車と自転車が出会い頭に衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた男性が負傷したが、クルマは逃走しており、警察は後に運転者をひき逃げ容疑で逮捕している。

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1日午前7時20分ごろ、長野県長野市内の市道を走行していた乗用車と自転車が交差点で出会い頭に衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた男性が軽傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に運転していた男を逮捕している。

長野県警・長野中央署によると、現場は長野市早苗町付近で幅員約4mの直線区間。交差点に横断歩道や信号機は設置されていない。乗用車と自転車は減速しないまま交差点へ進入。出会い頭に衝突した。

自転車は乗用車の左側側面に衝突して転倒。乗っていた19歳の男性が打撲などの軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走していったことから、通報を受けた警察は軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。車両の特徴などから同市内に在住する40歳の男が事故に関与したと判断し、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。認否については明らかにされていない。

現場は見通しが若干悪い区間。一時停止義務は双方ともに無かった。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故としては軽微なものであり、クルマの運転者が逃走せずに対処さえしていれば「ニュースにはならなかった」というレベルだった。しかし、現場から逃走したことで「ひき逃げ事件」となり、悪質事案として扱われることになってしまった。

「事故を起こさない」ことも重要だが、事故が起きてしまった場合はきちんとした対処が求められる。今の時代、ひき逃げを起こしたとして、いつまでも逃げ切れるものではない。

《石田真一》

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