総武快速・横須賀線にもE235系…グリーン車にコンセントとWiFi、停電時も走行可能 2020年から順次落成

鉄道 企業動向
11両編成51本、4両編成46本の計745両が製造される計画の総武快速・横須賀線用E235系。車体は現行のE217系同様ステンレス製で、横須賀線伝統の「横須賀色」がアクセントカラーとなる。E217系では電動車がユニット方式となっているが、このE235系では1両に1台の制御装置を持つ方式に変更。故障に強い車両とするため、主要機器は2重系化されるという。
11両編成51本、4両編成46本の計745両が製造される計画の総武快速・横須賀線用E235系。車体は現行のE217系同様ステンレス製で、横須賀線伝統の「横須賀色」がアクセントカラーとなる。E217系では電動車がユニット方式となっているが、このE235系では1両に1台の制御装置を持つ方式に変更。故障に強い車両とするため、主要機器は2重系化されるという。 全 4 枚 拡大写真

JR東日本は9月4日、総武快速・横須賀線(千葉~東京~久里浜間)などへE235系を投入すると発表した。

同車は2015年11月から山手線に投入されているが、総武快速・横須賀線などへ投入される車両は、搭載機器や線路、電力設備などの状態を常時監視するモニタリングが可能で、JR東日本の車両として初めて停電時も走行できる非常走行用電源装置を搭載する。

総武快速・横須賀線用のため、山手線用にはないグリーン車も連結されるが、JR東日本の普通列車用グリーン車としては初めて全座席に電源コンセントを設置。車内公衆無線LAN(WiFi)や液晶ディスプレイによる案内画面も備える。

2020年度から順次落成する予定となっており、総武快速・横須賀線のほか、外房線千葉~上総一ノ宮間、内房線蘇我~君津間、総武本線千葉~成東間、成田線佐倉~香取間・成田~成田空港間、鹿島線にも投入される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  4. 【怪談】Cさんの最後の乗客
  5. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る