多重衝突から2時間後、さらに1台のトレーラーが突っ込み2人が死傷

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多重衝突事故を起こし、片側の1車線を塞ぐように停車していた大型トラック4台に対し、後ろから進行してきたトレーラーが追突する事故が起きた。この事故で追突側のトレーラーを運転していた男性が死亡している。

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5日午前3時30分ごろ、福井県高浜町内の舞鶴若狭自動車で、事故を起こして立ち往生していたトラックに対し、後ろから進行してきたトレーラーが追突する事故が起きた。この事故で追突側トレーラーの運転者が死亡している。

福井県警・高速隊によると、現場は高浜町横津海付近で片側1車線の対面通行区間。同日の午前1時10分ごろ、下り線側で大型トラックなど4台が関係する多重衝突事故が発生。下り線は事故によって立ち往生した車両が停車していたことから、下り線の通行を規制するとともに、上り線側を使った片側交互通行を実施していたところ、午前3時30分ごろになって下り線を進行してきた大型トレーラーが追突した。

追突によってトレーラーは運転席部分が大破。運転していた愛知県春日井市内に在住する40歳の男性が頭部強打などが原因でまもなく死亡。最初の事故後に車両の外に出ていた福岡県福岡市内に在住する31歳の男性が、押し出された車両と接触して重傷を負い、近くの病院へ収容されている。

警察では2件の事故ともに前方不注視が事故の主因とみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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最初の事故が発生してから、約2時間20分が経過した時点で発生した二次災害であり、追突側の前方不注視が責任としては大きくなってしまうであろう。幅員の狭い片側1車線の対面通行区間であり、立ち往生した車両の移動先も行えないような状況であれば、後方への注意喚起を万全にしておく必要があるが、それにも限度はある。見ていない車両に対しては、どんな対策を講じたところでぶつかってくる。

《石田真一》

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