マスターズ・ヒストリックF1レース、参戦マシン第3弾発表…マーチ761 など7台 鈴鹿サウンド・オブ・エンジン

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マーチ「761」(1976年)
マーチ「761」(1976年) 全 7 枚 拡大写真

鈴鹿サーキットは、11月17~18日に開催するヒストリックイベント「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2018」で行う、「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワン」公式レースの出場マシン第3弾となる7台を発表した。

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マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワンは、F1世界選手権の前座として欧州で開催されているFIA管轄の公式レース。1966年から1985年に製造されたF1マシンのシャーシにフォード・コスワース・DFVエンジン(3リットル)を搭載して争われる。昨年はエキシビジョンとして開催されたが、今年は公式レースとして初開催する。

これまで、参戦マシン第1弾としてティレル「002」(1971年)、マーチ「721G」(1972年)/「741」(1974年)、ロータス「76」(1974年)/「77」(1976年)、ペンスキー「PC4」(1976年)、ローラ「T370」(1974年)、シャドウ「DN1」(1973年)、ヘスケス「308B」(1974年)、サーティース「TS16」(1974年)の10台を発表。今回、第3弾として7台を発表、これらを合わせた約20台のマシンが出場する予定だ。

マーチ「761」(1976年)は、比較的評判の良かった前年の751のロングホイールベース版といえるもので、ワークスからビットリオ・ブランビラ、レッラ・ロンバルディ、ハンス=ヨアヒム・シュトゥック、ロニー・ピーターソンの4台体制で参戦したほか、アルトゥリオ・メルザリオもプライベーターとしてエントリー。ピーターソンがオーストリアGPでポールポジション獲得、イタリアGPで優勝を果たすなど、直線スピードを活かした高い戦闘力を示した。

LEC「CRP1」(1977年)は、マーチやトークンでドライバーとして活動していたデイヴィド・パーレイが、父親の経営する冷蔵機器メーカーLECの支援を得て設立したコンストラクターによるマシン。第7戦ベルギーから参戦を開始するも第10戦イギリスのプラクティスでF1史に残る大クラッシュを起こし撤退。179.8Gの衝撃から奇跡的に生還したパーレイは、“最も大きい重力に耐えた人間"としてギネス認定された。

ロータス「78」(1977年)は、上下逆向きのウイング状としたサイドポンツーンをサイドウォールとスカートで密封することで強大なダウンフォースを得たグラウンドエフェクトF1の先駆的存在。エースのマリオ・アンドレッティが6勝、ナンバー2のグンナー・ニルソンも地元ベルギーで生涯唯一の優勝を飾るなど、圧倒的な速さを誇った。

エンサイン「MN179」(1979年)は、今年の7月に亡くなった、元レーシングドライバーのモーリス・ナン率いるエンサイン・チーム初のグラウンドエフェクト・マシン。シャハブ・アーメドのデザインによるシャシーは、フロントカウルにラジエーターとオイルクーラーを配する特異なスタイルでデビュー。その後、第4戦ロングビーチからオーソドックスなスタイルに大改修されるも、イギリスGPでパトリック・ガイヤールが13位でゴールした以外すべて予選落ちかリタイアに終わっている。

フェラーリ「312 T4」(1979年)は、80度V型12気筒“ボクサー"ユニットを搭載した312シリーズ初のグラウンドエフェクト・マシンとして79年の第3戦、南アフリカGPでデビュー。ダニー・ベーカーの所有するシャシーナンバー037は、その南アフリカでジル・ヴィルヌーブがドライブして優勝、続く西アメリカGP(ロングビーチ)でも優勝を飾った由緒ある個体だ。

シャドウ「DN9」(1979年)は、コピーマシン問題でアロウズと裁判沙汰になったことで知られるDN9の発展型。特徴的な形状のサイドポンツーンを廃し、オーソドックスなウイングカー形状のサイドポンツーンを採用したシャドウ初のグラウンドエフェクトカーでもある。新人エリオ・デ・アンジェリスとヤン・ラマースの2台体制で参戦するもシャシー剛性の不足とダウンフォース不足に悩まされ成績は低迷した。

ブラハム「BT49」(1980年)は、BT48のアルファ・ロメオV12をコスワースDFVに載せ替え、79年の第14戦カナダGPに登場したマシン。シャシーは部分的にカーボンで補強したアルミ・モノコックで、ギヤボックスはアルファ・ロメオ製ケースにヒューランドFG400を組み合わせたもの。BT49Cはスライディングスカートの禁を受けハイドロニューマティック・サスを搭載した81年仕様で、ネルソン・ピケが3勝を挙げ初のドライバーズ・タイトルを獲得した。

鈴鹿サーキットでは9月23日よりSUZUKA Sound of ENGINEの前売りチケットの販売を開始。イベント観戦1日券は大人2500円、中高生~3歳までは入園料で観戦可能。イベント観戦2日券は大人3500円、中高生1700円、小学生800円、3歳~未就学児600円。

《纐纈敏也@DAYS》

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