ボルグワーナー、新型ターボ開発…ツインスクロールの課題を解消

自動車 ビジネス 企業動向
ボルグワーナーが開発した新型ターボチャージャー
ボルグワーナーが開発した新型ターボチャージャー 全 1 枚 拡大写真

ボルグワーナー(BorgWarner)は9月10日、高い過渡応答特性が要求される乗用車用ガソリンエンジン向けに専用設計した「デュアルボリュートターボチャージャー」を開発した、と発表した。

デュアルボリュート構造によりエンジンからの排気を2つの渦室に完全に分離。従来のツインスクロールターボチャージャー構造と比べ、タービンホイール駆動に、より多くの排気脈動エネルギーを利用できるようになるという。

従来のツインスクロールターボチャージャーは、タービンハウジングに隔壁を設けて排気通路を横並びに配置。これにより、タービンホイールに送り込む排気流を分離させる。しかし、このような構造の場合、2つの渦室からの排気流は、タービンホイールに送り込まれる直前に従来の狭い排気通路を通ることになる。これにより、一部の排気流とそれに伴う脈動エネルギーが排気通路間の隔壁によって流出し、タービンホイール駆動に利用できるエネルギーが失われるという課題があった。

デュアルボリュートターボステージ技術は、この隔壁を取り除き、排気通路を完全に分離させることで、より多くの排気を取り込む。排気脈動の間隔が長く、排気流が変化しやすい低速時に、エンジンからの脈動エネルギーを利用することにより、排気流エネルギーのみを利用した場合に比べ、タービンホイールを駆動させるエネルギーを大幅に増加。低速時に多くのタービンエネルギーを利用することにより、優れたターボチャージャーブーストレスポンスを可能にし、現在のターボチャージャーエンジンに求められている素早いエンジンレスポンスを実現した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. エンジンは『GRヤリス』の1.6リットル3気筒ターボベース、FRJが第2世代マシン導入へ…2027年から
  2. 【日産 エルグランド 新型】あえて全幅を45mm拡大!? 高級ミニバンの王者『アルファード』にないものと、ミスから生まれた“偶然の産物”
  3. 『MR2』だけじゃない! トヨタの600馬力スポーツカー『FT-Se』、いよいよ登場か
  4. 【日産 エルグランド 新型】「威厳を取り戻したかった」デザイナーが明かす“このデザイン”になったワケ
  5. アウディ『Q3』新型、約6年ぶりのフルモデルチェンジで第3世代に進化…550万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る