マスターズ・ヒストリックF1レース、参戦マシン21台が決定 鈴鹿サウンド・オブ・エンジン | レスポンス(Response.jp)

マスターズ・ヒストリックF1レース、参戦マシン21台が決定 鈴鹿サウンド・オブ・エンジン

鈴鹿サーキットは、11月17~18日に開催するヒストリックイベント「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2018」で行う、「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワン」公式レースの出場マシン第4弾となる6台を発表、全21台が決定した。

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マクラーレン「M29C」(1980年)
マクラーレン「M29C」(1980年) 全 17 枚 拡大写真
鈴鹿サーキットは、11月17~18日に開催するヒストリックイベント「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2018」で行う、「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワン」公式レースの出場マシン第4弾となる6台を発表、全21台が決定した。

マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワンは、F1世界選手権の前座として欧州で開催されているFIA管轄の公式レース。1966年から1985年に製造されたF1マシンのシャーシにフォード・コスワース・DFVエンジン(3リットル)を搭載して争われる。昨年はエキシビジョンとして開催されたが、今年は公式レースとして初開催する。

最終第4弾として発表されたのは、1980年~1982年までのF1マシン6台。マクラーレン「M29C」(1980年)は、1979年の開幕とともに初のグランドエフェクトカー「M28」を投入するも失敗に終わったマクラーレンが、第9戦イギリスGPで投入した新型車。様々な改良を加えられながら、エースのジョン・ワトスンをはじめ、パトリック・タンベイ、アラン・プロスト、アンドレア・デ・チェザリスらによって1981年の第5戦まで使用されるも、決勝最高位は3度の4位(いずれもワトスンが記録)にとどまった。

ウイリアムズ「FW07B」(1980年)は、1980年に5勝を挙げたアラン・ジョーンズがワールドチャンピオンに輝き、ウィリアムズ初のコンストラクターズを獲得したマシン。ロータス「79」を徹底的に研究し開発された1979年型「FW07」のモノコックを強化、サイドウイングを延長するなどの改良を施したモデルだ。

アロウズ「A5」(1982年)は、「A4」の不振に悩むアロウズ・チームが、来たるべきターボ時代を見据え1982年後半に製作したテストカー。設計はA4に引き続きデイブ・ウォスだが、その中身はウィリアムズ「FW08」のコピーといえるもの。フロントサスペンションだけが従来のロッカーアーム式とされていた。1台だけが製作され、第14戦スイスGPでマルク・スレールが乗りデビューを果たした。

ロータス「91(No.2)」(1982年)は、ロータス最後のグランドエフェクトカー。1982年のオーストリアGPでエリオ・デ・アンジェリスが2位のケケ・ロズベルグを0.05秒差で破り、生前のコーリン・チャップマンに最後のF1優勝をプレゼントしたマシンでもある。モノコックは前年の87、88、1983年の92、93T、94Tと基本的に共通のカーボンファイバー製。エンジンはショートストロークのコスワースDFVが搭載された。

ロータス「91(No.12)」(1982年)は、 マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ・ワンの常連でクラシック・チーム・ロータスのメンバーでもあるグレゴリー・ソーントン氏の所有。82年のイギリスGPに合わせて87から91に改修されたシャシーナンバー91/5で、プルロッド式のフロントサスペンションを持つのが特徴。シーズン後半のスペアカーとして用意され、実戦で使われることはなかったものの、マスターズ・シリーズではバルセロナで行われた2017年の開幕戦や、F1カナダGPのサポートレースのレース1で総合優勝を飾るなど、常にトップ争いを展開する実力の持ち主だ。

マーチ「821」(1982年)は、エイドリアン・レイナードが82年のRAMチーム用に設計した初のF1マシン。81年にレイナードやエイドリアン・ニューイが改良を施した811Bの進化型というべきもので、ロスマンズ・タバコのメインスポンサーを受けてヨッヘン・マスとラウル・ボゼールがドライブした。しかしマシンの実力不足に加え、多くのアクシデントに見舞われ低迷。シーズン途中でマスもロスマンズも離脱してしまった。

マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワンの開催クラスと出場全21台は以下の通り。
■ジャッキー・スチュワートクラス(1972年末までに製造されたF1マシン)
ティレル「002」(1971年)、マーチ「721G」(1972年)

■エマーソン・フィッティバルディクラス(1973年以降に製造されたノングランドエフェクトカーのF1)
サーティース「TS16」(1974年)、マーチ「741」(1974年)、ロータス「76」(1974年)/「77」(1976年)、ペンスキー「PC4」(1976年)、ローラ「T370」(1974年)、マーチ「761」(1976年)、LEC「CRP1」(1977年)

■パトリック・ヘッドクラス(1973年以降に製造されたグランドエフェクトカーのF1)
ロータス「78」(1977年)、エンサイン「MN179」(1979年)、フェラーリ「312 T4」(1979年)、シャドウ「DN9」(1979年)、ブラハム「BT49」(1980年)、マクラーレン「M29C」(1980年)、ウイリアムズ「FW07B」(1980年)、アロウズ「A5」(1982年)、ロータス「91(No.2)」(1982年)、ロータス「91(No.12)」(1982年)、マーチ「821」(1982年)

鈴鹿サーキットでは9月23日よりSUZUKA Sound of ENGINEの前売りチケットの販売を開始。イベント観戦1日券は大人2500円、中高生~3歳までは入園料で観戦可能。イベント観戦2日券は大人3500円、中高生1700円、小学生800円、3歳~未就学児600円。

《纐纈敏也@DAYS》

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