出会い頭衝突を起こして逃走の男性、直後に踏切での人身事故によって死亡

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住宅地の中にある交差点で出会い頭事故を起こし、車両を放置して逃走した男性が、現場近くの踏切で列車にはねられる事故が起きた。男性は即死しており、警察では逃走中の事故や自殺が原因とみて、調べを進めている。

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16日午後7時40分ごろ、福岡県苅田町内の町道で、交差点を進行中のワゴン車同士が出会い頭に衝突する事故が起きた。一方の運転者は車両を放置して逃走。直後に近くの踏切で人身事故が発生しており、この運転者とみられている。

福岡県警・行橋署によると、現場は苅田町富久町1丁目付近で片側1車線の直線区間。交差点に信号機は設置されていない。2台のワゴン車は交差点で出会い頭に衝突した。

この事故で優先側の道路を走行していたクルマに同乗していた20歳代の女性が胸部打撲などの軽傷を負ったが、もう一方のクルマを運転していた若い男は車両を放置して逃走したことから、警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

この事故から約10分後、現場近くにあるJR日豊本線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入してきた若い男性と、通過中の普通列車が衝突する事故が起き、男性は即死。後の調べで山口県下関市内に在住する25歳の男性と判明している。

この男性は事故を起こしたクルマの使用者ということもわかり、警察では衝突事故に列車にはねられた可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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死亡した男性のクルマが一時停止を看過して交差点へ進入したことが原因となって衝突に至ったとみられるが、双方ともクルマの損傷は軽微なものだった。男性が逃走中に踏切を強引に通過しようとしたのか、それとも事故を苦に自殺を図ったのか、男性が死亡したと今となっては定かではない。

《石田真一》

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