ZOZOの前澤社長月旅行へ…イーロン・マスクCEOのスペースXと契約[新聞ウォッチ]

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最初の月旅行客に選ばれた前澤氏(向かって右)とマスク氏 (c) Getty Images
最初の月旅行客に選ばれた前澤氏(向かって右)とマスク氏 (c) Getty Images 全 5 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全5枚】

2018年9月19日付

●米、24日に対中関税第3弾、中国、即座に報復表明、日本企業警戒、国内生産回帰も(読売・1面)

●東京株米中摩擦でも続伸、325円高、割安感「第3弾」想定内(読売・9面)

●独、排ガス技術開発回避か、BMWなど5社、欧州委が本格調査(読売・9面)

●日産・ルノー・三菱アンドロイド搭載へ(読売・9面)

●GT-RとZで「謹賀新年」発売から50周年記念年賀状販売(朝日・9面)

●電動トラックで日野とVW提携、供給・開発を検討(朝日・11面)

●飲酒運転なぜ危険? 判断力・注意力が低下、死亡事故率は8倍に(毎日・3面)

●月旅行へ、深海へ、地球から往復1週間、ゾゾ・前澤氏が契約、2023年芸術家数人伴う(毎日・28面)

●4000メートル海底を自動探査、日本チーム潜水艦型ロボ公開(産経・10面)

●「大坂旋風」ビジネスでも、関連商品は過熱気味(産経・10面)

●バイクのEV化へ布石(東京・6面)

●関空鉄道運転再開、観光業者ら安堵の声(東京・7面)

●基準地価27年ぶり上昇、全国平均訪日客効果広がる(日経・1面)

●企業ブランド調査、グーグル、7年ぶり首位(日経・13面)

●アウディ初EV「eトロン」まず欧州で年内発売(日経・14面)

●EU離脱後1か月、BMW、英生産休止、部品供給の混乱防ぐ(日経・15面)

●経済教室、EV時代の課題、政策手段で企業後押しを(日経・25面)

●自動ブレーキ、過信は禁物、搭載でも事故半減どまり(日経・35面)

●京急、駅名変更を検討、46駅で小中学生から公募(日経・37面)


ひとくちコメント

「類は友を呼ぶ」とはこの人たちのことを言うのだろうか。ファッション通販大手の「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の運営会社「スタートトゥデイ」の前澤友作社長が、米宇宙ベンチャー「スペースX」と、宇宙船で月を周回する月旅行の契約を結んだという。

スペースXはあの電気自動車大手(EV)の米テスラを創業したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が手掛ける宇宙ベンチャーだが、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を米航空宇宙局(NASA)から請け負い、ロケットの再利用にも取り組んでいる。

きょうの各紙も「ZOZO社長民間初の月旅行」(朝日)のほか、「月旅行へ、深海へ、地球から往復1週間、ゾゾ・前澤氏が契約、2023年芸術家数人伴う」(毎日)や「月旅行『一生の夢だった』」(東京)などと、社会面などで取り上げている。

記事によると、「ディア・ムーン計画」と名付けられた前澤氏の構想では、2023年に芸術家らを無料で招待して1週間かけて地球と月を往復し、その経験を作品制作に生かしてもらうという。

ただ、予定通りに打ち上げられるかは不透明という。朝日などによると、スペースXは試行試験を2月に終えた大型ロケットなどの開発も手掛けているが、いずれも当初の予定より数年遅れているという。しかも、宇宙旅行のための大型ロケット「BFR」も試作品の製造が始まったばかりであり、「有人宇宙飛行の経験はなく、計画の実現性を疑問視する声もある」とも伝えている。

前澤氏といえば、千葉県鎌ケ谷市出身の弱冠42歳で、米誌フォーブスの日本の長者番付(2018年版)では18位にランクするほどの富豪であり、球団買収や人気女優との交際のうわさなどメディアの話題も豊富。まるで日本の金満家が海外の不動産を買いあさったバブル時代を彷彿するようなユニークな経営者である。

一方、大ボラを吹くことではイーロン・マスク氏のほうが数倍上のようだが、“本業”のテスラの経営は厳しく、火の車でこの先も続けられるのかどうかは未知数。起業家が大ボラを吹くのは、壮大なビジョンを持っていることの裏返しだともいわれる。しかし、現時点でのマスク氏は、起業家としての事業拡大のための投資ではなく、口からの出任せで嘘八百を並べ立て株価を吊り上げるマネーゲームに興じるギャンブラーのように思えてならない。

今回契約を結んだ月旅行の費用について、前澤氏は「話せない」と非公開。その前澤氏は「一生の夢だった」と発表イベントで喜びを語ったそうだが、悲願の月旅行の切符は手に入れたとはいえ、相手はマスク氏である。夢のまた夢物語に終らなければいいのだが……。

《福田俊之》

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