日産のピックアップトラック、天文台に変身…ハノーバーモーターショー2018

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日産 ナバラ ダークスカイ コンセプト(ハノーバーモーターショー2018)
日産 ナバラ ダークスカイ コンセプト(ハノーバーモーターショー2018) 全 10 枚 拡大写真

日産自動車は9月19日、ドイツで開幕したハノーバーモーターショー2018(IAA商用車)において、『ナバラ・ダークスカイ・コンセプト』(Nissan Navara Dark Sky Concept)を初公開した。

画像:日産 ナバラ ダークスカイ コンセプト

ナバラは、日産のグローバル小型ピックアップトラック。最大積載量は1トン。世界各市場のニーズに合わせ、標準ボディ、ワイドボディ、キングキャブ、ダブルキャブ、4WD、2WDなど、ボディタイプとパワートレーンを幅広くラインナップしている。

ハノーバーモーターショー2018で初公開されたナバラ ダークスカイ コンセプトは、このナバラをベースにしたコンセプトカー。「ダークスカイ」の車名は、ピックアップトラックが牽引するトレーラーに、本格的な天体観測システムを搭載していることに由来する。移動しながら通信できる「モバイル天文台」を目指して開発された。

ナバラ ダークスカイ コンセプトは「ESA」(欧州宇宙機関)と共同開発。ESAは1975年に欧州各国が共同で設立した宇宙開発・研究機関。現在は、欧州19か国が加盟している。

ナバラ・ダークスカイ・コンセプトのトレーラーには、大型の天体望遠鏡を格納。トレーラーのルーフを開くと、天体望遠鏡が出現する。望遠鏡の主鏡は40cmあり、遠くの銀河、星雲、土星の輪がはっきり確認できる性能を備えているという。

車両とトレーラーの両方には、『リーフ』のノウハウを生かした携帯型のEVバッテリーパックを搭載。接続されると、バッテリーパックは常に充電モードになり、必要なときに使用できる状態になる。Wi-Fi、ラップトップステーション、UHF伝送も採用しており、世界のどこにいても瞬時にデータを送信できる。車両とトレーラーには、8個の複合レーダーユニットを装着。ダッシュボード中央の「日産コネクト」インフォテインメントタッチスクリーンを通して、車両の周辺をモニターできる、としている。
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《森脇稔》

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