BMWとダイムラー、モビリティサービス統合の新会社設立へ…電動車の充電や駐車を支援

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ダイムラーのマルチモーダルおよびオンデマンドモビリティの「moovel」
ダイムラーのマルチモーダルおよびオンデマンドモビリティの「moovel」 全 2 枚 拡大写真
BMWグループとダイムラーは9月20日、両社のモビリティサービス事業を統合して設立する新会社を、ドイツ・ベルリンに設立すると発表した。

両社は、カーシェアリングやライドシェア、駐車サービス、電動車の充電などのモビリティサービスを、それぞれ独自に手がけている。これをひとつに統合し、顧客に対して持続可能なアーバンモビリティサービスを、単一ソースから提供していく。

BMWグループとダイムラーは、折半出資により新たな合弁会社を設立。この新会社に、モビリティサービス事業を集約する計画。新会社は、ドイツ・ベルリンに設立され、モビリティサービス事業のグローバル本社になる。

新会社は主に5つの分野で複合的なサービスを提供。マルチモーダルおよびオンデマンドモビリティの「moovel」と「ReachNow」は、予約や支払い機能を持ち、さまざまな移動手段を利用できるようにする。都市におけるプライベートな移動という課題に対する解決策を提供する。

カーシェアリングの「Car2Go」と「DriveNow」は、世界31か所の大都市で合計2万台の車両を運用。カーシェアリングは車両をより便利に利用でき、都市部の車両総数を減らすことを目指す。すでに400万人以上の顧客がこれらのカーシェアリングサービスを利用している。

ライドヘイリングの「mytaxi」、「Chauffeur Prive」、「Clever Taxi」、「Beat」は、欧州最大のタクシーアプリを利用して、タクシーを呼ぶことができるサービス。指先ひとつで他人とタクシーを共有できる「mytaximatch」などのサービスは、都心交通の混雑を緩和する。

パーキングサービスの「ParkNow」、「Parkmobile Group」、「Parkmobile LLC」は、チケット不要、キャッシュレスの駐車支援サービス。駐車場の検索、予約、支払いサービスを手がけ、駐車スペースを探し回る手間を省くデジタルパーキングサービス。

充電サービスの「ChargeNow」と「Digital Charging Solutions」は、世界の14万3000か所以上の充電スタンドを持つ世界最大の公共充電ステーションネットワークを簡単に見つけ、充電し、支払いができるサービス。電動車の普及を促進していく、としている。

《森脇稔》

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