ボルボカーズがG7海洋協力サミット参加、自動車メーカー唯一…プラスチック汚染削減へ

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ボルボ XC60 新型のPHVの特別仕様車。新型車に使用するプラスチックの最低25%をリサイクル素材にする目標の可能性を検証するために製作された
ボルボ XC60 新型のPHVの特別仕様車。新型車に使用するプラスチックの最低25%をリサイクル素材にする目標の可能性を検証するために製作された 全 2 枚 拡大写真

ボルボカーズ(Volvocars)は9月20日、カナダで開催される世界最大の環境サミット「G7海洋協力サミット」に、自動車メーカーとして唯一招待を受け、同サミットに参加すると発表した。

G7海洋協力サミットには、各国の政府、企業、NGOが参加。同サミットにおいてボルボカーズは、G7海洋プラスチック憲章の支持と支援を明確にする方針。ボルボカーズの新型車に使用するリサイクル素材の割合を大幅に増やすことを目指した「プラスチックビジョン」など、独自のサステナビリティプログラムを発表する計画。

G7海洋プラスチック憲章は、リサイクルプラスチックの割合を高め、社会のプラスチック汚染を減らすなど、世界的な海洋プラスチック汚染問題に取り組むための具体的かつ野心的な措置を講じるよう、各国政府に求める内容。ボルボカーズは、自動車メーカーとして初めてかつ唯一、同憲章の支持を表明している。

2018年初頭、ボルボカーズは2025年までに新たに発売される新型車に使用するプラスチックの最低25%をリサイクル素材にする目標を掲げた。この目標の可能性を検証するため、ボルボカーズは『XC60』のプラグインハイブリッド車(PHV)の特別仕様車を製造し、安全性や品質を犠牲にすることなくリサイクル材料を組み込むことができることを証明した。

ボルボカーズのオフィスや事業所でも、プラスチック汚染を減らすことに取り組んでいる。ボルボカーズは2019年末までに、全てのオフィスや食堂、イベントで使い捨てプラスチックを廃止することを決定。このプログラムでは、カップ、食品容器、ナイフやフォーク、スプーンなど、年間2000万個以上の使い捨てプラスチック製品を紙、パルプ、木材などの生分解性原料を使用する、より持続可能な製品に置き換える、としている。
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《森脇稔》

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