道路に飛び出してきたイノシシと衝突、バイク転倒で運転者が死亡

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山中を通る国道を走行していたバイクと、道路に突然飛び出してきたイノシシが衝突する事故が起きた。この事故でバイクは転倒し、運転していた男性が後に容態を急変させて死亡している。

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23日午前10時25分ごろ、静岡県南伊豆町内の国道136号を走行していたバイクと、道路に飛び出してきたイノシシが衝突する事故が起きた。バイクは転倒し、運転していた男性が収容先の病院で死亡している。

静岡県警・下田署によると、現場は南伊豆町子浦付近で片側1車線のカーブが連続する区間。イノシシは道路右側の山中から飛び出してきたとみられ、走行していたバイクと衝突した。

衝突の弾みでバイクは転倒。運転していた富士宮市内に在住する51歳の男性は腹部や胸部を強打して近くの病院へ収容されたが、容態を急変させて死亡した。イノシシはそのまま山中へ逃げていったという。

死亡した男性は仲間とツーリングをしていた。付近ではイノシシの目撃情報が多く、日中から道路に出てくることも珍しくはなかったようだ。警察では回避が間に合わずに衝突したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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今年は気象的な影響でエサ不足となっているのか、人が住むエリアまで徘徊してくる野生動物との衝突事故が全国で目立っている。体の大きなイノシシも衝突時の危害性は高いが、シカやクマとの衝突も目立っており、衝突によってクルマが大破してしまうケースもみられる。乗員を守る構造にはなっていないバイクの場合はさらに危険だが、こうした野生動物の飛び出しは予測できないものなので、回避が難しいのも現実的な問題といえる。

《石田真一》

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