緊急走行中の救急車が交差点で出会い頭に衝突、3台関係の事故に発展

転院する患者を乗せて緊急走行していた救急車と、交差進行してきた軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で救急車に同乗していた看護師ら2人が打撲などの軽傷を負っている。

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26日午前10時5分ごろ、北海道苫小牧市内の国道36号で、緊急走行中の救急車と、交差進行してきた軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。救急車は別のクルマにも衝突していて、3台が関係する多重衝突に発展している。

北海道警・苫小牧署によると、現場は苫小牧市日の出町2丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。救急車は日高町内から苫小牧市内の病院へ転院する80歳代の男性患者を乗せての緊急走行中で、サイレンと赤色灯を使用した状態で赤信号の交差点へ進入したが、交差進行してきた軽乗用車と出会い頭に衝突。救急車は弾みで信号待ちをしていた乗用車とも衝突するなど、車両3台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で救急車に乗っていた看護師ら2人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容された。搬送中の男性患者は別の救急車に乗り換え、予定していた病院へ向かっているという。軽乗用車と乗用車の運転者も軽傷疑いで搬送されている。

現場は見通しの良い交差点。警察では救急車と軽乗用車の双方に安全確認の怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は昼夜を通して交通量の多い区間。救急車は減速しながら交差点を通過していたが、交差してきたクルマが側面に突っ込んできたようだ。救急車はサイレンも使用していたが、交差側の運転者は衝突直前まで救急車の存在に気がついていなかったとみられる。

《石田真一》

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